「神の手」試合球が競売に＝マラドーナ氏の伝説ゴール

　【ロンドン時事】１９８６年のサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）メキシコ大会で、アルゼンチン代表のスーパースター、ディエゴ・マラドーナ氏（２０２０年１１月死去）の「神の手ゴール」などが生まれた試合で使われたボールが、オークションに掛けられることになった。 　英競売商グラハム・バッド・オークションズの１３日の発表によると、このボールは同大会準々決勝の対イングランド戦で、試合を通して使用された。出品者は主審を務めたチュニジア人審判のアリ・ビン・ナセル氏で、１１月１６日に行われる競売では２５０万～３００万ポンド（約４億２０００万～５億円）の値が付くと予想されている。 　この試合でマラドーナ氏が挙げた先制点は、実は手に当たって入ったが、ナセル氏はヘディングによるものと誤審。また、２点目は相手選手５人をドリブルで抜き去って決めたもので、いずれも伝説のゴールとして語り継がれている。マラドーナ氏が試合で着たユニホームも５月の競売で、約７１４万ポンド（約１１億９０００万円）で落札された。　【時事通信社】