朝芽さん、堤防付近を歩いたか＝ドラレコに記録、近くに靴と靴下―死亡経緯を捜査・千葉県警

　９月下旬から行方不明となり、死亡が確認された千葉県松戸市の小学１年南朝芽さん＝当時（７）＝について、不明当日、朝芽さんとみられる女児が同県流山市の江戸川堤防近くを１人で歩く様子を付近を走行していた車のドライブレコーダーが記録していたことが７日、捜査関係者への取材で分かった。 　堤防近くの河川敷では朝芽さんの靴と靴下が見つかっている。県警は朝芽さんが死亡した経緯を詳しく調べている。 　捜査関係者によると、女児が映っていたのは靴と靴下が見つかった河川敷から数百メートル離れた堤防付近。背丈や衣服などから朝芽さんの可能性が高いという。 　朝芽さんは９月２３日午前１１時半ごろ、キックボードを持って１人で自宅を出た。約３０分後に流山市の公園付近でキックボードに乗る姿が防犯カメラで確認されたが、その後行方不明となった。 　２３日夕、流山市の公園で朝芽さんのキックボードが、２４日にはこの公園から約３００メートル離れた河川敷で両足の靴と靴下が発見された。２８日には、河川敷から約１キロ南の松戸市の江戸川取水口で「さや」と書かれた帽子が見つかった。 　今月４日、靴と靴下があった場所から約１４キロ下流の旧江戸川で遺体で発見され、ＤＮＡ型鑑定の結果、朝芽さんであることが確認された。　（了）【時事通信社】