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脇汗悩む人、受診は1割=半数「どの病院に行けば」―企業調査


 厳しい暑さが続き、脇から噴き出る汗が気になる季節になったが、多汗症とみられる脇汗に悩む人のうち、実際に病院を受診したのは約1割にとどまることが2日、製薬会社マルホ(大阪市)の調査で分かった。半数はどの病院に行くべきか分からないとし、同社は一人で悩まず、まずは皮膚科を受診するよう呼び掛けている。  同社は1月、インターネット調査を実施。半年以上前から脇汗が気になるなど多汗症とみられる症状があると答えた15~69歳の男女約1500人の回答を分析した。  その結果、回答者の89.5%が多汗症と自覚していた。多汗症が病院などで治療可能と知っていた約1250人に受診経験を聞いたところ、1年以内に受診した人は3.6%、1年以上前に受診した人は6.7%で、受診したことがある人は約1割にとどまった。  受診の検討すらしていない人は約4割だった。受診しない理由(複数回答)は「どの病院に行けばよいか分からない」(50.2%)や「医療費が高い」(46.6%)、「病院に行くほど重大な病気ではない」(34.9%)などが目立った。  同社の担当者は「汗をかくことは悪くないが、過剰な汗で日常生活に支障を来し、一人で悩む人は皮膚科に相談を」と話している。 (了) 【時事通信社】
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