ＯＰＥＣプラス、生産方針維持＝８月も日量６５万バレル増

　【ロンドン時事】石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟・非加盟の産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」は３０日、オンラインで閣僚級会合を開いた。会合では従来の日量約６５万バレルの増産を８月も維持することで合意した。ＯＰＥＣが発表した。 　ＯＰＥＣプラスは２０２０年春の新型コロナウイルスの流行で大幅な減産を打ち出した後、徐々に産油量を増やしてきたが、８月末で現行の生産調整を終了する予定。６月２日の前回会合では、月ごとの増産幅をそれまでの約４３万バレルから、７月は約６５万バレルに引き上げることで合意していた。 　ＯＰＥＣプラスをめぐっては、西側諸国の制裁でロシアの産油量が落ち込む中、その他の産油国がそれを補うことができるかどうかが焦点となっている。　【時事通信社】 〔写真説明〕オーストリア・ウィーンの石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）本部＝２日（ＥＰＡ時事）