免許更新の申請書紛失＝１万５０００枚、誤廃棄か―愛知県警

　愛知県警は２８日、県内２カ所の警察署で、記入済みの運転免許証更新申請書約１万５０００枚（約１万２５００人分）を紛失したと発表した。誤って廃棄した可能性が高く、個人情報の流出は確認されていない。申請者の免許更新に影響はないという。 　県警運転免許課によると、紛失したのは、氏名、住所、生年月日、視力、病気に関する質問票の回答などが記載された書類２種類。 　津島署で昨年１２月～今年１月に提出された申請書約７３００枚が入った段ボール箱２箱を紛失したことが４月上旬に発覚。調査の結果、本来収納すべき書棚に保存せず、廃棄文書と混在させていたため、２月に誤って廃棄した可能性が高いことが判明した。 　全署で免許関係書類の緊急点検をしたところ、稲沢署でも２０１６年に提出された更新申請書約７７００枚を紛失していたことが分かったという。 　稲垣賀史・運転免許課長の話　深くおわびする。公文書管理を徹底し、再発防止に努める。　（了）【時事通信社】