教職員の処分検討へ＝中２女子いじめ―北海道旭川市教委

　北海道旭川市で昨年３月、生徒からいじめを受けていた中学２年の広瀬爽彩さん＝当時（１４）＝が死亡した問題に関し、市教育委員会は２１日の市議会で、当時対応した教職員の懲戒処分を検討する考えを示した。第三者委員会が８月末をめどにまとめる予定の最終報告を踏まえ、処分の要否を検討する。　 　第三者委は今年３月、広瀬さんが生徒から性的な動画を要求されるなど６項目のいじめを受けていたと認定。これを受け市教委は遺族に面会し、謝罪した。 　遺族の手記などによると、２０１９年５月に広瀬さんの母親がいじめについて学校に尋ねたが、学校側は否定。広瀬さんは昨年３月、市内の公園で凍死状態で発見された。第三者委が調査を開始したのは同年５月だった。（了）【時事通信社】