にじむ疲労、呼び掛けに会釈も＝到着のウクライナ避難民ら―羽田空港

　ウクライナの戦火を逃れて来日した２０人の避難民が５日、羽田空港に到着した。多くは女性で、幼い子どもと手をつないだ母親の姿も。安心したような様子で会話をする男女もいたが、避難生活や長旅のためか、疲れた表情を見せる人が目立った。 　避難民らを乗せた政府専用機の予備機は５日午前１１時４０分ごろ、羽田空港に到着。６～６６歳の男性５人、女性１５人は、機内で新型コロナウイルスの抗原検査などを受けた後、予備機を降りて国際線ターミナルへ向かうバスに乗車した。 　午後２時半ごろには、荷物で膨らんだかばんなどを手にターミナルへ到着し、入国手続きに向かった。母親に手を引かれた幼児は、周囲を見回すなど落ち着かない様子だった。男性の１人は軽く頭を下げ、声を掛けた報道陣に会釈を返した。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアの侵攻が続くウクライナから逃れ、政府専用機予備機で来日した避難民ら＝５日午後、羽田空港