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「闘いの教訓、後世に」=イタイイタイ病、勝訴50年―富山


 富山県の神通川流域で発生した公害病「イタイイタイ病」をめぐる裁判の控訴審で、被害者側が勝訴してから50年を記念した式典が12日、富山市内で開かれた。式典には、被害者団体や弁護団のほか、原因企業の三井金属鉱業などの関係者ら計約140人が出席。被害者側は「風化させることなく、長年にわたる闘いの教訓を後世に伝えていく」と決意を語った。  裁判では、富山地裁が1971年、企業側に賠償を命じる判決を言い渡し、72年の控訴審でも被害者側が勝訴し、確定した。  イタイイタイ病対策協議会の高木勲寛会長(80)は50年を振り返り、「神通川の水質が自然界レベルになったのは、科学者と弁護団の提言、住民の粘り強い活動、さらに企業の努力によって実現した成果」と評価した。   同会の小松雅子副会長(66)は昨年10月、5年ぶりに90代女性が要観察者と認定されたことを挙げ、「決して過ぎ去った公害病ではない」と強調した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕イタイイタイ病裁判の勝訴50年を記念する式典であいさつするイタイイタイ病対策協議会の高木勲寛会長(中央)=12日午後、富山市 〔写真説明〕イタイイタイ病裁判の勝訴50年を記念する式典で決意表明する被害者団体の小松雅子さん=12日午後、富山市
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