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習氏「独裁」で存在感低下=秀才首相、最後の記者会見―中国


 【北京時事】任期中最後となった記者会見に臨んだ中国の李克強首相は11日、資料も手にせず13の質問によどみなく答え、秀才ぶりを改めて発揮した。ただ、「リコノミクス」と称された経済政策が内外の注目を集めた2013年の就任当初に比べると、発信力は弱まった。独裁色を強める習近平国家主席の「一強」体制が固まるに従い、存在感は低下した。  「首相になって最初の記者会見を覚えている。経済発展を持続させ、民生を不断に改善し、社会の公正を促進することがわれわれの任務だと表明した」。全国人民代表大会(全人代)閉幕後に行われた11日の会見で9年前の初志を振り返った李氏は「手を緩めずやってきたが、人民に認めてもらえるところと、足りないところがあるのは分かっている」と、謙虚な優等生ぶりも示した。  李氏は北京大学を首席で卒業後、経済学博士号を取得。地方時代から中国のマクロ経済統計の信ぴょう性を疑問視するなど経済通として知られた。しかし、首相就任後間もなく、経済政策を含めた内政の主導権は、習氏がトップを務める「党中央全面深化改革委員会(発足当初は改革指導小組)」に移行。最近は、李氏の国内視察を国営メディアが黙殺することもあるなど、露出は大幅に減っていた。  李氏の会見を受け、インターネット上では「実務家総理、お疲れさま」とのねぎらいの一方、続投を求める声もあった。しかし、18年の憲法改正で2期10年の任期制限が撤廃されたのは国家主席と副主席だけ。来年の全人代閉幕後の会見は李氏の後任が担当する。李氏は今秋の共産党大会時点で67歳のため、慣例の68歳定年に達しない。李氏が別のポストで処遇される可能性は残っている。 【時事通信社】 〔写真説明〕11日、北京市内で、任期中最後の記者会見に臨んだ中国の李克強首相
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