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「隊員を思いやる人」=殉職した内田2機隊長―あさま山荘事件50年


 連合赤軍による「あさま山荘事件」で、警視庁第2機動隊(2機)隊長として突入の指揮を執り、殉職した内田尚孝警視長=当時(47)、2階級特進=の下で現場に出動した元2機隊員、富田俊彦さん(78)が取材に応じ、内田さんについて「隊員を思いやる人だった」と語った。  富田さんによると、内田さんはほぼ毎日、深夜まで警視庁や長野県警の幹部らと作戦会議を開き、連合赤軍メンバーらの制圧と人質救出のために知恵を出し合っていた。2機の全員が、一枚岩で使命を全うするとの思いがあったという。  富田さんはその後の人生で、「命を懸けて国民のために仕事をしているか」と自らに問い掛けてきた。「それが内田隊長の教えだったと思う」  事件から50年がたち、富田さんは現役の2機隊員を前に講演した。講演後の取材に「内田隊長を守れなかったという思いから、これまで事件について語ることができなかったが、隊長や隊員らの使命感を伝えられたら、これ以上の幸せはない」と話した。  講演が行われた2機庁舎(東京都江戸川区)では、山荘への突入時に使われた盾や警視庁に寄せられた激励文などが報道陣に公開された。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕現役の警視庁第2機動隊員らを前に、あさま山荘事件について講演する富田俊彦さん=25日、東京都江戸川区 〔写真説明〕あさま山荘事件で、突入時に銃撃を受けた盾=25日、東京都江戸川区 〔写真説明〕あさま山荘事件で、警視庁に寄せられた激励文=25日、東京都江戸川区
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