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社会活動維持、対応に苦慮=保育休園、働く世代直撃―相次ぐ感染、介護「業務縮小」・沖縄


 全国で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。18日には新規感染者数が3万人を突破し、「第5波」のピークを越えて過去最多を更新した。広島、山口両県と共に全国に先駆けてまん延防止等重点措置が適用された沖縄県では、介護や保育の現場でも感染が相次ぎ、社会活動の維持に苦慮している。  沖縄県では18日、新たに1443人の感染が確認され、前週火曜日からほぼ倍増した。病院や宿泊施設、自宅で療養中の患者は1万1362人となり、濃厚接触で待機を強いられる人も数万人程度いるとみられる。  同県中部の特別養護老人ホームでは、職員3人が感染するなどし計9人が欠勤している。現在は人手がかかる入浴サービスを取りやめ、蒸しタオルなどで体を拭く「清拭(せいしき)」に変えるなど一部業務を縮小してやりくりしている。  男性施設長は「少しでも体調に異変があれば休んでもらい、(ウイルスを)持ち込まないよう徹底している」とした上で、「欠勤は厳しいが、前もって対応を決めていたので混乱はなく想定内だった」と話す。  職員や園児21人が相次ぎ感染し、17日から休園している那覇市のこども園。行政側からは9日間の休園を指示されているが、男性副園長は「保護者から『休園は困る』といった声も寄せられている。できるだけ早く、可能なお子さんから受け入れたい」と明かし、前倒しでの再開を模索している。  子どもの一時預かり先を仲介するNPO法人「こども家庭リソースセンター沖縄」(沖縄市)には、保育施設の相次ぐ休園に伴い、身近に頼る親族などがいない一人親、共働き世帯からの相談が増えている。与座初美代表は「非正規で働く人も多く、仕事を休むと失業する恐れがある。受け入れを控えている施設もあり、手を打つ方法はないか試行錯誤の状況だ」と話した。(了)【時事通信社】
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