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旅の達人に聞く、旅行であったらいいモノ、使えるワザ。


多忙な日常の煩わしさから、一時的とはいえ解放されるのが旅。まとまった休みが取れたら、リフレッシュできる旅行に行きたいって人も多いのでは? 

目的を決めた観光もいいし、気の向くまま行きたいところへ足を伸ばすのもあり。ボクらが旅に出る理由なんて、なんだっていいはず。

そこで、GO OUT WEBで恒例になりつつある通称『タープ下座談会』の今回のテーマは、すばり“旅”。

旅慣れた外遊び好きに集まってもらい、旅行や出張であったらいいモノや、使えるワザを聞いてみた。

左から/廣沢 慶(フリーコンサルタント)ビームスのバイヤーを経て、フリーコンサルタントへ。ファッションやアウトドアブランドのコンサルト業務を中心に、アイテムの企画も担う。 松尾忠尚(JOURNAL STANDARDメンズ コンセプター)ジャーナル スタンダードのメンズアイテムのディレクションを中心に、今春に虎ノ門にオープンした『セレクト・バイ・ベイクルーズ』のセレクトにも携わる。 笹野武志(フリーディレクター)ランチキのバイヤーとして25年活躍した後、昨年末に独立。現在はブランドやショップのディレクションから企画まで対応する“アパレル業界のなんでも屋“に。 

今回、座談会に参加してもらうのは、セレクトショップのバイヤーとして長年活躍してきた廣沢さん、松尾さん、笹野さんの3名。

仕事とはいえ海外出張が多く、2週間を超えるロングトリップも当然のようにこなしてきただけに、旅の経験値はかなりのもの。

まずは目的や動きに合わせたバッグ選びから。

まずは、それぞれの旅キャリアについて、ざっくり教えてください。

廣沢「旅歴は30年くらいで、場所はアメリカがメインです。しかも、ほとんどが西海岸。個人的にはサウスウエストが好きです」

笹野「ボクは20年くらいで、ヨーロッパを巡ることが多いです。パリやスイス、ドイツとか、あとインドとかも」

松尾「自分は25年くらいになります。行き先はアメリカとヨーロッパが半々くらいかな」

旅へ出かけるときに、最初に用意するモノって?

松尾「まずはバッグですかね。スーツケースはさておき、メッセンジャーかバックパックを絶対に持っていくので、それを決めます」

笹野「確かにスーツケースとバッグは分けて考えますね。どんなモノを選ぶかは重要かも」

松尾「向こうで動くときにも使うから、機内に持ち込めるサイズでも、ある程度の容量は欲しいんですよ」

廣沢「ボクは現地ではレンタカーでの移動が基本だから、大きなソフトケースひとつにまとめちゃいます」

松尾「ヨーロッパだとスーツケースが、空港でロストすることがあるんですよ。その対策として、機内に持ち込むバッグに、お金と着替えを少し入れておきたいっていう」

笹野「イタリアとか多いですよね! わりと普通に出てこない(笑)」

松尾「それで翌日に、やっと出てくるっていうパターンですよね」

どんなバッグを使っているの? 3人の相棒を拝見。

【廣沢さんの旅バッグ】ARC’TERYXのV110 ローリングダッフル(カスタム済み)

では皆さんが旅で使う愛用バッグを教えてください。

廣沢「今はアークテリクスのウィール付きソフトケースがメインです。ハードケースはクルマに積み込みにくいんですよ。現地でクルマ移動をするなら、ソフトケースやダッフルの方が圧倒的に便利だと思います。これも3代目だし」

松尾「このでかいロゴって……」

廣沢「自分でプリントしました(笑)。さっきの空港の話じゃないけど、なにか目印を付けておかないと、ターンテーブルで見失いかねないので。ハードケースみたいに、ステッカーも貼れないですから」

【松尾さんの旅バッグ】SEALSONのバックパック

松尾「ボクが最近使っているのは、シールソンっていう台湾のブランドのバックパックです。UL系の機能素材を使っていて、軽くて丈夫なんですよ」。

廣沢「トレッキング系のバッグなんですね」

松尾「そうなんですよ。しかもUL系のバッグとしては珍しく、横からガバって開けられるんです。だから旅でも使いやすくて。あと、外付けポケットも多いから、お金を小分けに収納できる」

笹野「確かに防犯対策でお金を何ヶ所に分散させますもんね。ポケットが多いバッグは重宝すると思います」

【笹野さんの旅バッグ】 GR10K バックパック02

笹野「ボクはイタリアのブランド、ジーアールテンケーのバックパックを愛用しています。これはトップ部分が取り外せて、ポーチになるんですよ。それと、荷物が増えたとき用に、コンパクトになるダッフルバッグも持っていきます」

【廣沢さんの旅のサブバッグ】 共にREIのダッフルバッグ

廣沢「コンパクトなるダッフルバッグは、めちゃくちゃ使えますよね。ボクも常備しています。あとアウトドア系のスタッフサックも、着替えを入れるのに最適。何枚あってもかさばらないし」

【笹野さんの収納アイデア】英国の郵便局、ロイヤルネイビーのレターバッグ

笹野「あ、着替えの収納にはロイヤルネイビーのレターバッグも結構使えるんですよ。中身が見えるし、色分けもできて便利なんです。しかも安い」

廣沢「それもいいですね! 色違いで揃えたくなります」 

機能素材のウエアはマスト! 下着は現地調達も。

旅に必ず持っていくような、定番ウエアってあるんですか?

松尾「やっぱり現地で洗濯することを考えると、乾きやすいメリノウール系や機能素材のウエアになりますよね」

廣沢「アウトドアをする人にとっては定番だけど、確かに旅先でも助かる」

笹野「洗濯、結構大変ですもんね。下着はあえてボロボロのやつばかり持っていって、現地で処分して、買い直したりしますよ」

松尾「それ、ボクもやります。アメリカだとTシャツとかソックスがパック売りしているから、現地調達しやすいですよね。 余っても誰かとシェアしやすいし」

【松尾さんの旅の定番アイテム】BAMBOO SHOOTSのメリノTシャツ、迷迭香のナイロンハーベストトレーナーパンツ

松尾「あとはシワになりにくい、ナイロン素材のパンツもマストですね。リラックスできるけど、仕事でも使えるような、いろんなシーンに対応するパンツが1本あると重宝すると思います」

【廣沢さんの旅の定番アイテム】ARC’TERYXのアトムLTフーディ

廣沢「そういうアイテムでいえば、ボクはアークテリクスの薄手の中綿入りアウター。Tシャツの上からさっと羽織れるし、ミッドレイヤーにもなるし、かなり万能!」

松尾「外は寒いけど室内は暑いってパターンも多いから、重ね着で温度調整できるウエアは便利ですよね」

【笹野さんの旅の定番アイテム】SUBUのサンダル

笹野「ボクはウエアじゃないけど、スブのサンダルがめちゃくちゃ調子よくて。特に冬は最高。これは絶対に持っていきます」

廣沢「ホテルや機内で履けるサンダルもマストですよね。ボクはビルケンシュトックを愛用しています」

笹野「しかもこれは収納ケースがショルダーバッグになるから、このセットで近所に買い物にも行けるんですよ」

あったら便利な、まさかのアイテムが続々。

【廣沢さんの旅の便利アイテム】タコ足配線ができる延長コード

旅慣れしているからこそ分かる、あったら便利モノとか教えてください。

廣沢「海外限定ですけど、長めの延長コードです。海外のホテルって、変なところにコンセントの差し込み口があったりして、結構使いにくいんですよ。しかも1口だけどか」

松尾「変な場所でバッテリーとか充電するから、そのまま置き忘れちゃったりするんですよね(笑)」

廣沢「でもこれがあればデスク周りでコンセントが使えるっていう」

【笹野さんの旅の便利アイテム】足に疲れを癒す青竹踏み

笹野「おー、それあったら絶対便利ですね。ちなみにボクは青竹踏みをオススメしたいです。海外旅行って現地でクルマを使わない場合、めちゃくちゃ歩くでしょ?」

松尾「確かに1日で2万歩くらい歩くかも……」

笹野「それ、朝晩にこれを踏むだけで、かなり足取りが軽くなるんですよ。ちょっとかさばるけど、これも絶対に持っていくアイテムです(笑)」

松尾「まさかの青竹踏み!(笑)」

オトナは知りたい、海外旅行のお酒事情。

笹野「それと、もうひとつ。必ず持っていくモノが、紙パックの焼酎」

松尾「なるほど。軽いし割れないし!」

廣沢「紙パックのお酒、いいですよね。ボクも焼酎を2升くらい持って行ったことあります(笑)。結構、海外では喜ばれるし」

笹野「余ってもあげたりできますよね。あと、初日に時差ボケを治すために飲んで寝るためってのもあります。夜に到着したりして、時間帯によってはお酒が買えないことがあるじゃないですか」

【廣沢さんの旅の便利アイテム】栓抜きやスクリューも付いたマルチツール(預け荷物に入れる必要あり)。

廣沢「お酒関係なら、栓抜きも重要じゃないですか? 特にコルク用のスクリューもセットになっているやつ」

笹野「めちゃくちゃ重要!(笑)スクリューがないときの悲しさといったら……」

松尾「たまにありますもんね、そのタイプのお酒。でも海外あるあるですよね。クラフトビールを買ったのに、栓抜きがなくて飲めないとか」

廣沢「あ、でも、ドアのメス側っていうのかな。ヘコんでいるところあるじゃないですか(正式名称はストライク)。あそこ使えるんですよ。タオルを巻いてこぼれないようして」

松尾「あ〜、使えますよね! ボクもやったことあります(笑)」

笹野「それは知らなかった! ナイスアイデアですね。なんなら日本でも使えそう」

“なにもしない” 旅が一番の贅沢?

―お酒ネタが一番盛り上がりましたね(笑)。最後に、これから行ってみたい場所や、やってみたい旅を教えてください。

松尾「うーん、やっぱりゆっくりしたいかな。時間がないとできない、余裕がある旅がしたいです」

笹野「インドに行ったときにリゾートホテルの中庭で、ずっと本を読んでいる旅行客がいたんですよ。それを見て、なんでこんなとこまで来てって思いながら、ボクは観光しまくっていたけど、今思えば、それが旅行の一番の贅沢なのかなって」

廣沢「あ〜、なにもしないっていう。それはありますよね!」

松尾「いいですよね。国内でも全然いいですよ。3泊くらいで北海道とか」

廣沢「ボクは九州かな。美味しいモノを食べて、あとはなにもしない(笑)」

笹野「でも海外に行くなら、青竹踏みはぜひ(笑)」

Photo/Taizo Shukuri

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