お腹の脂肪をダイエットするために全力疾走しても、ほとんど意味がありません。筋力はアップしますが、脂肪は微々たる量しか燃焼しないからです。それよりも効果的なのがジョギングダイエット。酸素で中性脂肪を燃やしてエネルギー源にして燃焼させてくれるからです。
ダイエットにはジョギングが効果的
お腹の脂肪を燃やすダイエットには極端な話、100mダッシュを20回やるより20分以上のジョギングをしたほうが効果的です。100mダッシュを繰り返しても、筋力はパワーアップするもののお腹の脂肪はさほど燃焼しません。
これは使う筋肉とエネルギー源が違っていることが理由です。100mダッシュのような瞬間的に大きな力を発揮するときに使われるのは「速筋」。ジョギングのようなゆったりとした動きをするときには「遅筋」が使われます。
速筋はすばやく収縮できる筋肉で、大きなパワーを出すことが可能。一方の遅筋は、出せるパワーは小さいものの長時間にわたって動き続けられます。
ジョギングダイエットが脂肪を燃やす
そして速筋と遅筋では、運動中に使うエネルギー源が違います。100ダッシュの速筋が使うのはおもに筋グリコーゲンという筋肉内の糖分。脂肪はほとんど使いません。
一方のジョギングの遅筋が使うのは、肺から取り入れた酸素で中性脂肪を燃やしたエネルギー。このため、速筋を使うトレーニングを無酸素運動、遅筋を使うトレーニングを有酸素運動と呼ぶわけです。
このため、お腹の脂肪を減らすダイエットなら遅筋を使うトレーニングでなければなりません。そして、中性脂肪を燃やすには酸素が必要。すなわちジョギングダイエットが中性脂肪を燃やすのに効果的なのです。
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