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乳酸は疲労物質ではなく遅筋のエネルギーだった




乳酸が疲労物質と捉えるのは一昔の考え方。筋肉が活動した代謝産物として発生した乳酸は、血液中にどんどんあふれ出しますが、それが疲労の原因ではありません。しかも、あふれ出した乳酸は遅筋としてエネルギー源として再利用されるのです。速筋で発生した乳酸は再び遅筋のエネルギー源になるのでした。


乳酸は疲労物質ではなく遅筋のエネルギーだった


遅筋は持久力にすぐれた筋肉


筋肉を構成する筋線維には、大きく2種類あります。すばやく縮んで大きな力を出すものの持久力がない速筋と、ゆっくり縮んで大きな力は出ないものの持久力にすぐれた遅筋の2つです。


ここで乳酸が発生しやすいのが、短時間で最大に近い力を一気に出すタイプの運動。すなわち速筋を使った運動になります。全力でダッシュしたり、重いバーベルを上げたりすることで乳酸が発生するのです。


とはいえ、この乳酸が疲労の原因となるわけではありません。速筋で発生した乳酸は、じつは遅筋で使われます。速筋と遅筋でエネルギー源を変えることで、再利用サイクルを作り上げているのでした。


遅筋で乳酸をどんどん消費する


筋肉の疲労の原因ではないものの、乳酸が減ることと筋肉疲労の回復は連動しています。遅筋で乳酸をどんどん消費することが、筋肉疲労の回復につながるのです。そこで効果を発揮するのが運動後のクールダウンになります。


速筋で乳酸が発生するような高負荷な運動を行ったあとに、低負荷の運動をしばらく行うことで遅筋で乳酸をどんどん消費。乳酸濃度がどんどん下がって、筋肉疲労が回復していくというわけです。


乳酸をエネルギー源としている筋肉には、遅筋のほかにも心筋があります。心筋は文字どおり、心臓を動かす筋肉です。速筋で発生した乳酸は、心臓を動かすエネルギー源としても再利用されているのでした。


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