骨粗鬆症など骨や歯を強くするためにカルシウム摂取を心がけることはよく知られています。そんなカルシウムはじつは、内臓脂肪を減らす効果が期待できるのです。ただし、一口にカルシウムといっても内臓脂肪を減らす効果が期待できるのは、乳製品などに多く含まれているカゼインカルシウムになります。
内臓脂肪を減らすカルシウム
内臓脂肪を減らす効果が期待できるのがカルシウムです。カルシウムは脂肪の燃焼を促進して、脂肪の蓄積を抑えます。これがカルシウムが内臓脂肪を減らす効果につながるわけです。
なかでも、チーズのなかのカルシウムの量と質と吸収性が抗肥満に直結しています。というのも一口にカルシウムといっても、さまざまな状態のものが存在。内臓脂肪を減らす効果に違いがあるのです。
たとえば小魚などに多く含まれるのはリン酸カルシウム。カルシウムのなかでもとくに硬く、骨や歯の材料に適しています。一方、チーズなどの乳製品に多く含まれるのがカゼインカルシウムです。
内臓脂肪を減らすならチーズ
カゼインカルシウムは体に吸収されやすいため、カルシウムの摂取では非常に効率的といえます。じつはカルシウムは同じ量を食べても吸収率が大切。チーズ中のカルシウムは40%ぐらいの吸収率があります。
これは数値としては相当高いもの。このため、少量で大量のカルシウムが摂れるというわけです。チーズはカルシウムを摂るためにできている食品といっても過言ではありません。内臓脂肪を減らすならチーズを食べるのがおすすめです。
しかも、チーズの脂肪は分解されやすく吸収もされやすい中鎖脂肪酸。早くエネルギーとなるため、溜まりにくいことが特徴です。さらに、体に溜まったほかの脂肪も一緒に分解する働きもあるといわれています。その意味でも、チーズは内臓脂肪を減らす効果が期待できるのでした。
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