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氷枕と冷却シートはどっちがよく眠れる方法か?




暑いからといって氷枕で寝るのと、冷却シートをおでこに貼って寝るのとでは、どちらがよく眠れる方法でしょう? じつは氷枕は首を冷やし過ぎてしまうので、あまりよくありません。なぜ氷枕で首を冷やし過ぎてしまうことがよく眠れる方法ではないのか、詳しいメカニズムを見ていきましょう。


氷枕と冷却シートはどっちがよく眠れる方法か?


冷却シートを貼るのがよく眠れる方法


脳にある温度変化を感知する体温調節中枢があります。そして首は、そこにダイレクトにつながっている大きな血管である頸動脈がある場所。首を冷やしすぎてしまうと、そこを流れる血液の温度が低下します。


すると、脳が体温が低いと勘違いしてしまい、体温を下がりにくくしてしまうのです。その結果、体温の放熱が少なくなってしまって、深部体温が下がりにくくなってしまうことに…。なかなか眠れなくなってしまうのです。


一方、冷却シートをおでこに貼るのはよく眠れる方法。冷却シートは冷たすぎず、適度な清涼感があるため、寝苦しい夜に寝つきをよくする効果があります。よく眠れる方法には、少し冷やす程度がよいわけです。


よく眠れる方法は夏と冬で違っている


よく眠れる方法といっても、夏と冬では違っている場合があります。それが布団のかけ方です。冬のよく眠れる方法は、布団をタテに使うこと。手足を布団の中に入れることで、体温が下がりすぎないようにします。


一方、夏のよく眠れる方法としては、布団を横に使うのです。お腹を冷やさないようにすることで、消化不良や免疫低下を防ぎます。そして、手足から熱を放出することで体温を下げ、スムーズに眠りにつくことができるのです。


また、人間は高い深部体温が急激に下がるときによく眠れるようになっているもの。もし1回うたたねしてしまった場合、いったん深部体温がグッと下がってしまいます。そんなときは白湯などを飲むのがよく眠れる方法としておすすめです。


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