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「実はウナギの血には毒がある」でも「実はウナギの刺身は存在する」!? ウナギ都市伝説の真偽とは




■ウナギの血には毒がある!



 



季節の変わり目である土用の丑の日には、スタミナを付けることを目的に、ウナギを食べるということが慣習となっていますよね。ではなぜ、ウナギは蒲焼にしたものばかり売られていて、刺身などのように生で食べることはないのでしょうか。



 



実は、ウナギやアナゴ、ハモやウツボといったウナギ目の血液には、イクチオヘモトキシンという哺乳類に対する毒性のある成分が含まれているのだとか。フグ毒ほどの猛毒ではなく、大量に摂取しないかぎり命に関わることはないようですが、体内に取り込むと吐き気や呼吸困難を引き起こす危険性もあるそうです。



 



またこの毒は、触れただけでも炎症を引き起こしてしまうとのこと。誤って目に入ってしまうと、ひりひりするような灼熱感があるばかりか、まぶたが腫れることや、結膜炎になってしまうこともあり、最悪のケースでは失明に至ってしまうのだとか。ウナギを調理する職人たちは、大変な苦労をして、おいしい料理を提供してくれているのですね。



 



言うまでもないことですが、何の心得もない素人がウナギを捌くのは非常に危険です。近年では、一般の方がウナギ釣りを楽しんでいることも少なくないようですが、自分で捕まえたとしても、むやみに捌こうとしないほうがいいそうですよ。



 



 



■でもウナギの刺身もある!



 



大変危険なウナギの毒ですが、幸いなことに、60度で5分以上加熱すれば、毒性が失われるとされています。なので調理されたウナギには毒がなく、私たちが口にするときには食中毒などの心配をする必要はないそうです。



 



つまり、「ウナギの刺身」などのメニューがなく、生食が避けられているのはウナギに含まれた毒が理由だったのですね。これで一件落着……と思いきや、話はこれで終わりません。実は「ウナギの刺身」、全国のどこにいても食べられるんです!



 



――ここまで読まれた方ならば、きっと「え、毒があるんでしょう?」と疑問に思われるはず。確かに、ウナギの血液には毒があるのですが、これを完全に抜いてしまえば、生で食べることができるそうなのです。



 



「ウナギの刺身」は、淡白そうな見た目ながら脂が乗っていて甘みがあり、非常に美味しいとのこと。ただし、ウナギの血抜きには大層な手間がかかり、かなりの技術が要求されるそうで、生食は限られた店でしか食べられないようです。



 



家の近くにそんな店はないけど、生で食べてみたい……という方に朗報が。現在、インターネット通販でも「ウナギの刺身」が商品として販売されており、購入することが可能です。気になった方は注文してみてはいかがでしょうか。


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