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小泉進次郎と滝川クリステル、グウの音も出ないビッグカップルを前に“アノ”問題を持ち出すゲスな人々


出典:「小泉進次郎Official Site,滝川クリステル(フォニックス)プロフィール」より


 



自民党の小泉進次郎衆院議員(38)と、キャスターでタレントの滝川クリステル(41)が結婚することが8月7日、公となった。二人が同日、首相官邸を訪れて安倍晋三首相に報告をし、その直後、官邸前で記者会見を行い、ツーショットを披露した。婚姻届は8日に提出。滝川はすでに妊娠しており、年明けに出産予定なのだという。



 



政界のプリンスとトリリンガル(日・英・仏語)の知性派キャスター──タレントのふかわりょうは、自身がMCを務める『5時に夢中!』(TOKYO MX)で「(格差婚ならぬ)互角婚」と称したらしいが、まさにグウの音も出ないビッグカップルの誕生である。ちなみに、滝クリが官邸前で着ていた、胸元にでっかい真珠のような装飾が施されている真っ白のワンピースは『YOKO CHAN(ヨーコ・チャン)』……なんですと。知り合いの某マダムがそんなどうでもいいことを、早くも会見当日の15時くらいにLINEで教えてくださった。婚姻届提出後は「小泉クリステル」、略して「コイクリ」ってことになるんだろうか? 「滝クリ」と比べたら語呂が悪い感じがする。ちょっと言いづらい。やはり、どうでもいいことではあるのだが……。



 



この電撃発表を伝える有象無象の報道下(した)にあるヤフコメ欄をザッと眺めてみても、「おめでとうございます」を冒頭に持ってくる祝福ムードの論調がおおよそであった。だが、あまりに「グウの音も出ないビッグカップル」すぎるのか、「順番が逆ですが…」などと、“デキちゃった結婚”をチクリと皮肉る、やっかみを交えたコメントも散見された。



 



私は小泉進次郎とも滝クリとも面識がまったくないので、正直なところ今回のご成婚に関しては特別な感慨もなかったりするのだけれど、この21世紀に“デキ婚”を「ヘン」と見なすそのメンタルは、いかがなものか……とだけは反論しておきたい。



 



なぜ、「結婚→子づくりに励む→ご懐妊」といった「順番」にそこまで固執する? 婚前にセックスしていないカップルなんて、イマドキ滅多にいないだろ。「セックスは結婚してから」って、一体いつの時代の話なんだ? カラダの相性も確認しないまま籍を入れてしまうほうが、逆に危険なのでは……?



 



このヒトとなら結婚したってかまわないかも……だけど、結婚して生活環境がガラッと変わってしまうのも、なんとなく怖いな……男女ともが働きざかりの恋人同士なら、こういった風な葛藤を抱きながら“あと一歩”を踏み出せないケースも多いのではなかろうか。だったら「とりあえず避妊はせずにセックスして、妊娠したらしたで、それをきっかけに結婚を決断する」ほうが、じつは健全に段階を踏んでいるわけであり、とくに男女雇用機会均等が叫ばれる昨今においては、むしろ自然な流れだと私は考える。



 



重要なのは避妊に対する「お互いの同意」であって、仮に女性側が避妊を求めたのに、男性が一瞬の快楽や億劫さにかまけてなし崩し的に避妊を怠ったのなら、また話は変わってくるが、あくまで同意のうえでの“ガチな性交渉”であれば、他人からとやかくケチをつけられる筋合いなんて、なかろうが!



 



「結婚」という制度自体にすら“疲弊”が指摘されているこのご時世──もう前近代的な古い慣習や道徳観に囚われた“段取り”にこだわらなくてもいいだろう。そもそも「デキ婚」って造語そのものがネガティブな響きしかなく非常に下品で、昔から私は嫌いだったりする。


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