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国によって 「フットボール」というスポーツが違うのはなぜ? そもそも「サッカー」の起源とは…




サッカーの起源は諸説ありますが、もっとも有力な説は、英国のアッシュバーンという街で生まれた「マス・フットボール」と呼ばれる球技なのだそう。



 



誕生の時期ははっきりと断定はできないものの、この言葉が歴史上で最初に出てきたのは14世紀。つまり、中世からある古い球技であることだけは間違いなく、もともとは謝肉祭最後の日となる懺悔火曜日に、盛大なかたちで開催されていたようです。



 



マス・フットボールは現在でも行われていますが、驚くのはその参加人数。なんと! 7000人もの“プレーヤー”が、街全体をフィールドとし、ゲームを繰り広げると言います。



 



ルールは基本「なんでもあり」。手を使うのもOK・参加人数の制限すらありません(見物人が途中から参加するのも可…だったらしい)。街の山の手側にあたる「アッパーズ」と、下町側にあたる「ダウナーズ」に分かれ、各エリアの端につくられたゴールにボールを押し込めば勝ち、とルールはいたってシンプル。何百人・何千人もが一つのボールを奪い合うため、決着がつくまで数日かかることも……。さらには、殴る・蹴るも当たり前で、昔は死傷者が出ることも珍しくなく、当時の国王からは、何度も禁止令が出されました。別名では「モップ(暴徒の)・フットボール」とも呼ばれる、まさに“命がけの球技”だったわけですね。



 



では、そんな曰わく付きの球技が「サッカー」へと様変わりしていったのは、いつ頃なのでしょう? 1863年、英国ではこれまでバラバラだったフットボールのルールを共通化して協会(Association)が設立され、協会の定めたルールに基づくフットボールを「Association FootBall」と呼ぶようになりました。そして「Association」を短縮した「soc」に「er」をつけて造語ができて、「Soccer」になった……とのこと。



 



いっぽうで、「フットボール」なる語句がどのスポーツを意味するかは、現在でも「その地域でどのフットボールが一番人気があるかによって異なる」という曖昧なもので、たとえば、米国ではほぼ「アメリカン・フットボール」のことを指し、カナダでは「カナディアン・フットボール」のことも表し、オーストラリアでは地方地方で「ラグビー」または「オーストラリアン・ルールズ・フットボール」のことを指す場合もあります。サッカー文化もアメフト文化もそれなりに根付いているここ日本では、はたしてどっちを「フットボール」と呼ぶのか、意外と判断はむずかしいのかもしれません。



 



 



 



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