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【色彩の世界へ誘う】世界のユニークでカラフルなお祭り3選


誰もがその賑やかさと煌びやかさに心にかれる「お祭り」。日本独特の和風な雰囲気を持つお祭りも大変魅力的ですが、世界中にはまだまだ日本ではなかなか知られていないお祭りがたくさんあります。

その中でも、今回は「色」をテーマに、カラフルなお祭り特集です!様々な色に染まるお祭りや、はたまた見渡す限り一色に染まるお祭りなど、珍しいものをご紹介します。

【イタリア】オレンジ祭り

有名なトマト祭りのオレンジ版!

まず一つ目は、オレンジ祭りと呼ばれるお祭りです。トマティーナと呼ばれている、トマト祭りをご存知の方も多いのではないのでしょうか。 スペインで行われているトマト祭りは、トマトを投げ合うお祭り。 テレビでもそのお祭りの様子を放送していて、日本でも広く知られている世界の有名なお祭りの一つになっています。

大量に用意されてトマトたちを思う存分投げ合って楽しむ人々は顔から足先まで、全身トマト色!街も壁も道路も全てがトマト色に染まります。食べ物を投げるというだけでも驚きですがトマトに当たって真っ赤に染まる様子はなかなかインパクトがありますよね。 今回ご紹介するオレンジ祭りは、このトマト祭りのオレンジ版です!

オレンジ一色に染まる街

北イタリアの都市である、イブレアという街で、 毎年2月中旬から3月上旬の期間に開催しています。 トマトなら当たってもそんなに痛くはなさそうですが、オレンジは皮ごと投げるそうなので当たったらかなり痛そうです…。 こちらも、まるで雪合戦のように街中の人たちがオレンジを投げ合っていて、人も街も、何もかもがオレンジ色に染まります。

このお祭りは元々、1200年頃起こった貴族と市民の戦いの歴史を現代にも伝えるためのものだと言われています。以前は日本の節分のように豆を投げていたそうですが、現在はオレンジの投げ合いに変化していったそうです。

数日間にかけて行われるオレンジ祭り。見学することも、実際に参加してみることも可能なんだそうです! 見学する人には、「ベレットフリジオ(赤い帽子)」が売られています。この帽子をつけている人には、オレンジを当てないというルールがあるので、安全に見学することができますよ!

また、参加したい方は、事前にエントリーをして市民側として参加する方法があるそうです。ですが、現状は当日参加した観光客たちが敵味方わからずオレンジを投げ合っていることが多いのだとか。投げられたオレンジによる怪我にはくれぐれもご注意を!

【ベトナム】ランタン祭り

世界遺産の街で楽しむ幻想的な風景

続いては、 幻想的なランタンが夜空に浮かぶランタン祭り です。ベトナムのホイアンは、日本や中国の文化が入り混じるエキゾチックな街並み。 1999年に「ホイアンの古い街並み」として世界遺産にも登録 されている観光スポットです。

そんなホイアンでは、旧暦の毎月14日にランタン祭りが開かれています。日暮れと共に、ランタンはもちろん、月の光やロウソクの灯りで、旧市街に色とりどりの明かりを灯します。

幻想的なランタンたちと、いつもとは違う穏やかな明かりが灯る旧市街。お祭り以外の日は、街樹がライトアップされており、煌びやかな雰囲気が漂っています。 このライトアップされる夜景が美しいと足を運ぶ観光客も多いそうですが、ランタン祭りのときにしか感じられない幻想的で不思議な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。

なお、ランタン祭りの際には、いつもなされているライトアップは消えてしまうので、思いの外暗くなってしまいます。足元に注意しながら、お祭りを楽しんでみてくださいね。

【インド】ホーリー祭り

世界一カラフル!

最後にご紹介するのは、 世界で1番カラフルと言われている「ホーリー祭り」 です。

このお祭りでは、知り合いも見知らぬ人も関係なく、みんなで身体中に粉や水を掛け合います。 カラフルな粉や水によって、さまざまな色に塗られた顔や体はまるで大量の絵の具で色塗りをしたキャンバスのよう。 世界で1番と言われているのも納得のカラフルさです。

ホーリー祭りは、ヒンドゥー教の春のお祭りとして、インド暦11月の満月の日(西暦では3月)に行なわれます。元々は豊作を祈願してのお祭りでしたが、各地の悪魔祓いの伝説などが混ざって現在のような形になったそうです。

お祭りが近づいてくると、カラフルな色水や色粉、水鉄砲など、お祭りで使われるグッズを販売する露店がたくさん出店します。 街中が何色もの色で鮮やかに彩られ、そこにいる人たちも自分の好きな色を好きなように身にまとってお祭りを楽しんでいます。

国籍も性別も越えよう

みんながカラフルになったあとは、お祭りを祝ってそれぞれ抱き合うことが多く、そこでもまた色が混じり合って更なる色を生み出します。もちろん観光客も参加することができます。国籍も年齢も性別も、そしてインド社会に昔から残るカースト制度さえも、何も関係なくお祭りに参加した人全員が楽しく陽気に過ごす一日です。

また、この色粉や色水は、昔は天然の花や植物から取り出した色素を使っていましたが、現在では、化学製品を使っているそうです。こ の化学製品を使った粉や水が、肌あれや肌のかぶれなどを起こす可能性もあるそうです。割と高価な粉だと安全性がいくらかは保証されまずが、心配な方は見学をおすすめします。

また、このカラフルで賑やかなお祭りに参加したい!という方は必ず、 汚れてもいい服とゴーグルを用意してくださいね。どこから飛んでくるか分からない色粉や色水。安全確保のためにも、ゴーグルは必須アイテムです!

カラフルなお祭りに参加してみよう!

大きく煌びやかな「ねぶた」が特徴のねぶた祭りや、夏祭りの夜空に浮かぶ花火など、日本らしいカラフルなお祭りもたくさんありますが、今回はよりカラフルで多くの人が参加することもできるお祭りを3つご紹介しました。オレンジ祭りやホーリー祭りは参加することに多少リスクがありますが、一度参加してみるとその熱狂ぶりと、カラフルな街並みにはきっと、たっぷりと満足感を味わえること間違いなしです!

お祭りに参加する際には、開催される日程をよく確認してから旅行の計画を立ててみてくださいね。旧暦やインド暦など、西暦ではない暦で表示されることも少なくはないので、せっかくのお祭りのタイミングを逃すことなく、旅行に出掛けてみてはいかがでしょうか?

※最新情報は公式ウェブサイトも合わせてご確認ください。

参考・出典


elu

余暇プランナー

ひとり旅をこよなく愛すWebライター。一番小さな県から日本全国どこまでも! 初めての海外旅行はひとり気ままにヨーロッパ。滞在を讃岐弁で乗り切った経験をもつ。 このひとり旅が中学生の頃からのフランス好きを加速させ、現在移住を夢見るお年頃。好きなものは、音楽、サッカー、おいしいもの。旅の楽しさや、いろんな場所の魅力をお届けします!

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