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今年もやってきた!フレッシュホップを使った旬なビール7選<2023年>


ビール好きの人が愛してやまない、ビールの原料に欠かせないホップ。ホップはビールに苦みや香りをつけてくれて、ビールの味わいの幅をぐんと増やす重要な役割を担ってくれています。

ところでホップは毎年春先に芽を出して、8月中旬から9月上旬に収穫されるのを知ってましたか?そう、つい先日ですね!そんな新鮮な状態のホップを「フレッシュホップ」と呼びます。


フレッシュホップとは、熱処理をされず、フレッシュさが失われていない状態のホップのこと。通常ビールに使われるホップは長期保存できるように乾燥処理されますが、処理をする前のとれたての新鮮なホップをつかった旬なビールが、この時期に続々登場するのです。

今日はそんな2023年のとれたてのホップをつかった、おすすめのビールを7本ご紹介します!


一粒一粒手摘みされたホップを使用


『Abukuma FRESH2023』(ホップガーデンブルワリー)


福島県田村市のブルワリー「ホップガーデンブルワリー」は、「緑とホップの風が感じられるブルワリー」というコンセプトを掲げ、醸造所から約20分のところにホップ畑を有します。

そのホップ畑で一粒一粒手で摘んだホップを、収穫から24時間以内に仕込んだビールが『Abukuma FRESH2023』。まるでホップ畑にいるような摘みたてフレッシュホップ特有の爽やかな香りと苦みを楽しめます。オレンジやグレープフルーツのような甘いアロマと、クリーンでさわやかな苦みが特徴。

通年の商品『Abukuma GREEN』の限定版とのことなので、飲み比べてみて味わいや香りの違いを感じてみたい。

 Abukuma FRESH2023

  • 〇発売日:2023年9月6日
  • ○ビアスタイル:Fresh Hop IPA
    ○アルコール度数:6.0%
    ○内容量:330ml
    ○使用ホップ:ナゲット、クリスタル、カスケード
    ○URL:https://hopjapan.stores.jp/items/6322b95ba74e332ad7945d63
    ○醸造所:ホップガーデンブルワリー

とれたてホップと国産モルトの魅力を両どり


『常陸野ネストビール フレッシュホップス2023』(木内酒造)


自社のホップ畑で栽培し、今年収穫した生ホップを50%以上使用してつくられた『常陸野ネストビール フレッシュホップス2023』。

ホップの魅力はもちろんですが、麦芽の旨みも感じられる1本に。麦を麦芽にする工程を2023年7月下旬から自社で行い、最適な状態の麦芽品質でビールをつくっています。「常陸野ネストビール フレッシュホップス2023」は、この自社製麦の手法で茨城県那珂市産の「ミカモゴールデン」麦芽を100%用いてつくられました。

みずみずしいホップの香りと国産モルトの旨みが閉じ込められた、この時期しか味わえない至福のビールです。

 常陸野ネストビール フレッシュホップス2023

  • 〇発売日:2023年9月上旬
  • ○ビアスタイル:セッションIPA
    ○アルコール度数:4.5%
    ○内容量:350ml / 15L樽
    ○IBU:16
    ○原材料:麦芽(国内製造)、ホップ
    ○URL:https://kiuchi.shop/view/item/000000000279
    ○醸造所:木内酒造

狛江市で育ったフレッシュホップを使用


『狛江ホップ FleshHop2023』(籠屋ブルワリー)東京都狛江市の地で育ったホップを使ってつくられたフレッシュホップビール『狛江ホップ FleshHop2023』。「狛江ホップ収穫祭2023」というイベントの参加者全員で手摘みし、収穫した直後の生ホップを大量に投入してつくられました。

籠屋ブルワリーでは2017年の創業より、狛江市内の小川農園にてホップ栽培をスタート。毎年恒例で、初詰みのフレッシュホップビールをつくってきました。新鮮な生ホップ特有の甘いメロンのような風味と柑橘フルーティーな爽やかな香りが口に広がります。

今年の瓶ビールの販売は完売してしまったようですが、籠屋の支店やブルワリー併設の酒場「籠屋たすく」では提供されているそう。気になる方はぜひ足を運んでみてください。

 狛江ホップ FleshHop2023


“ホップのシャンパン”のようなビール


『FRESH HOP IPA』(サンクトガーレン)


山梨県北杜市で8月11日に収穫した“かいこがね”ホップを使用してつくられた『FRESH HOP IPA』が、「サンクトガーレン」より数量限定で発売。収穫された後はすぐに神奈川県の工場に持ち帰って醸造したそう。

“かいこがね”は漢字で書くと“甲斐黄金”。山梨県北杜市生まれのホップで、生育段階の一時期に葉が黄金色になることから、この名前がついたんだとか。フローラルな柑橘の香りが特徴の“かいこがね”ホップを通常のビールの約2倍の7回も投入してつくった「FRESH HOP IPA」は、グラスに注ぐとまるでホップ畑の中にいるような青々とした香りが広がります。

ホップの香りを存分に楽しめるよう、ボディ(糖度)は極限までドライに仕上げられました。苦みは控えめ、青々とした柑橘を思わせるホップフレーバーだけを楽しめます。ドライな飲み口に圧倒的なホップ感。まるで“ホップのシャンパン”のようなビールです。

 『FRESH HOP IPA』

  • 〇発売日:2023年9月1日
    ○スタイル:Brut IPA(ブリュットアイピーエー)
    ○アルコール度数:6.5%
    ○内容量:330ml
    ○原材料:麦芽、ホップ
    ○URL:https://www.sanktgallenbrewery.com/freshhopIPA/
    ○醸造所:サンクトガーレン

地産地消のビール


『Farm to Brew 2023』(Far Yeast Brewing)


山梨県・小菅村にある「Far Yeast Brewing」が醸す、フレッシュホップを使ったビール『Far Yeast Farm to Brew 2023』。ホップは同県の北杜市産。北杜市は、日本で初めて本格的なホップ栽培が始まった場所ですが、現在農家さんが激減している状況が。そんな状況を打破すべくホップづくりを継承しようと、2014年からホップ栽培を始めた小林吉倫さんの「小林ホップ農園」のホップを使用しました。

商品名の“Farm to Brew”は、「農場から食卓へ」という意味の“Farm to Table”が由来。山梨県内で収穫・醸造することで、輸送や倉庫管理に伴う環境負荷を抑えたサステナブルな取り組みをしています。

今回は、普段Far Yeast Brewingでは醸造していないクラシカルでクリアなケルシュスタイルを採用。柑橘系の爽快なアロマが特徴のコメットホップをメインに据え、すっきりとドリンカブルかつフルーティーな味わいです。

 『Farm to Brew 2023』


この季節の代表的なビールを目指して


『Fresh Hop IPA 2023』(志賀高原ビール)
引用元:玉村本店HP
「この季節の代表的なビールをつくりたい」という思いから生まれた志賀高原ビールの『Fresh Hop IPA』。今年で3作目となるフレッシュホップを使ったビールです。仕込みの当日に収穫した生ホップをたっぷり使用し、去年から新しく栽培をはじめた新品種「VISTA」と「トライアンフ」を中心に「カスケード」ホップも投入されています。

薄皮の小さな緑のみかんや、レモン、ライムのような黄緑の柑橘の印象に、フレッシュなメロンのジューシーさがあり、そこにハーブを連想させるような心地よい香りと苦みを感じます。生ホップならではの、みずみずしさが最大の特徴。ドライな飲み口なのでピルスナーのように、和食を含む幅広い食事と一緒に楽しめます。

 『Fresh Hop IPA 2023』


愛され続けて今年で発売20年目の「一番搾り」シリーズ


『キリン一番搾り とれたてホップ生ビール(期間限定)』(キリンビール)

国内最大級のホップの産地である、岩手県遠野市で収穫されたばかりの生ホップを急速凍結してつかった、毎年恒例の『一番搾り とれたてホップ生ビール(期間限定)』は、今年も発売されます。

とれたてのホップのおいしさが感じられる調和の取れた飲みやすい味わいにの1本。収穫されたばかりの生ホップを、収穫後24時間以内に凍結して使用したことで、ホップの爽やかなおいしさが活きています。

スーパーやコンビニで購入しやすいのも嬉しい!

 『キリン一番搾り とれたてホップ生ビール(期間限定)』

〇発売日:2023年11月7日
○アルコール度数:5%
○内容量:350ml/缶、500ml/缶、中びん、大びん、7L/大樽、15L/大樽
○IBU:23
○原材料:⻨芽(ドイツ製造、ベルギー製造)、ホップ、小⻨
○URL:https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/ichiban/toretatehop/
○醸造所:キリンビール

以上、2023年のフレッシュホップビールおすすめ7選でした。フレッシュホップの魅力を詰め込んだビールが勢揃いの2023年。気になったビールがあったらぜひ手に取ってみてくださいね。



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