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サザエさん一家が応援!この夏は宮城の魅力を満喫しよう!


数ある国民的キャラクターの中でも忘れてはいけないものが一つあります。ん?「AKB48」?そういうのもあるけど…「ポケモン」?いやいや、そうでなくって…「サザエさん」でありますよ!日本でも長く愛され、テレビアニメも放送開始から50周年を迎える、まさに国民的キャラクターでございます!

一方で、日曜日の夕方6時30分にはテレビの前に座って、サザエさんを楽しみながらも「日曜日ももう終わるなあ…」なんてちょっぴり寂しくなった思い出のある方もいらっしゃることでしょう!(笑)いやいや、そんな寂しい思い出は置いておいて…

そのサザエさんが、この度宮城県と共同による観光キャンペーンを実施、その記者発表会が15日に東京で行われ、サザエさん一家も大集合。この場では家族会議が行われ、「この夏は宮城に行こう!」と一家で早くも大盛り上がりを見せていました。

今回のこの共同観光キャンペーンですが、宮城県では毎年様々なアンバサダーとともに通年の観光キャンペーンを実施。そして今回は、先述の通り日本では知らぬものはまずいないだろうと思われるくらいに高い知名度を誇るサザエさん一家に白羽の矢が立ち、共同観光キャンペーンを行うに至ったといいます。


 
また今回のキャンペーンでは、キャンペーンのターゲット層を絞る中で「親子3世代でおいでいただきたい」というコンセプトでアンバサダーを選定、「サザエさん」を手掛けた作者の美術館である長谷川町子美術館の全面協力のもとプロジェクトスタートとなったわけであります。サザエさんは波平お父さん、フネお母さんという第1世代、サザエさんとマスオさんの夫婦、カツオくん、ワカメちゃんの第2世代、そしてタラちゃんの第3世代が同居する、日本の家族の象徴的な姿をあらわしており、本件にはまさにぴったりのキャラクターといえるでしょう。

キャンペーンでは、宮城県を三陸、仙台松島、県北、県南という4つのエリアに区切り、それぞれのエリアにあったパンフレットやPR動画を制作し、それぞれのエリアに従ったPRを実施。

また、本日から9月30日まで行われるこのイベントですが、6月29日~9月1日にはポイントによってサザエさんグッズや宮城県の特産品がもらえるスタンプラリーを実施、さらに“宮城のうまいものを食べて大きくなりすぎちゃった”という設定によるイベント「巨大たまちゃんを探せ」では、宮城県の各所で行われるイベントに約3メートルの巨大たまちゃんが登場するとのこと。(登場予定はWebにて後日告知)。いや~たまちゃんで来るとは…それも“巨大”であります!インスタ映えは間違いありません!

そのほかにもいろんなイベントで、サザエさん一家には出会えそうです。一方、この日行われたサザエさん家族会議。あの東京・世田谷にあるはずのちゃぶ台が記者発表会の会場に登場、この夏行きたいところというお題に白熱した様子の一家。そこへ宅配便が一つ送られてきました。

それはなんと、一つの大きなホヤ。サザエさんたちがどうしたものかと困っていると、中からなんと村井嘉浩宮城県知事が登場し「今年も新鮮なホヤが取れましたので、サザエさん一家にも食べていただけますよう届けしました!」と元気に挨拶。サザエさんたち一家も温かく家に導き入れました。

「宮城県は、山と海両方楽しめる自然豊かなところです。食べ物もおいしいですよね」と県をアピール。一方、伊達政宗のファンだと語るカツオくんに、村井知事は仙台松島にある仙台城跡をアドバイス、カツオくんも「かっこいいんだろうな。そこで記念撮影なんかしちゃって…カオリちゃんに見せたら」などと、早くも妄想全開(笑)

また猫が好きなワカメちゃんには石巻市にある、猫が多く住むことで知られる田代島をお勧め。虫取りをしたいというイクラちゃんには大崎市の「かぶとむしふれあいの森」、思い出になる風景を家族写真として撮りたいというサザエさんには、登米市の「みやぎの明治村」、会社の同僚から「キツネがいる」という話を聞いていて、ぜひ会いたいというマスオさんには、白石氏の「宮城蔵王キツネ村」が紹介されました。

宮城ならではの山や海とお望みの波平さん、フネさんには、日本三景の一つである松島や、県南・蔵王町にある美しいカルデラ湖・御釜など、すばらしい観光地も盛りだくさん。一方で食事やお酒なども充実した宮城、となれば波平さんが「マスオくんと一緒に、利き酒もいいな」などとポロリ。食いしん坊のサザエさんにはウニがたっぷり盛られた海鮮丼「南三陸キラキラ丼」などを勧められ、一同みな早くも行く気満々であります!

ご自身も幼いころサザエさんを見ながら一家団欒で和んでいた思い出を回想された村井知事。復興は進みつつあるものの、まだ来県者は全国的に見ると少ないと踏んでおり、「サザエさん一家が宮城を応援してくださっている、そんな思いを持てることが、震災復興に向けて前に大きく一歩踏み出そうという、県内の皆様に希望を与えてくれると思います」と、今回のキャンペーンにも大いに期待を寄せられていました。

これから季節柄徐々に気温も上がっていきますが、東北だけに涼しくも過ごせそう。また新幹線で東京から1時間半ほどと非常に近く、観光としても非常に魅力的な場所であります。ぜひこの夏は、サザエさんたちとともに宮城県の夏を満喫してみてはいかがでしょうか?

OZmagazine (オズマガジン) 2019年2月号 (2019年01月12日発売)
Fujisan.co.jpより
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