<DeNA-阪神>◇11日◇横浜
DeNA宮崎敏郎内野手(35)が、試合前練習に姿を見せた。他の選手と同じくアップ用のシャツとユニホームのパンツを着用して、歩いてグラウンドに向かっていった。
前日の同戦の6回1死一、二塁。阪神井上の強烈なゴロが三塁・宮崎を襲った。ややイレギュラーした打球が頭部付近を直撃。その場に膝をついて座り込んだ。うずくまったまま動けず、トレーナーや三浦監督、コーチ、選手たちが集結。ブルーシートで姿は隠されたまま、約10分間の中断を挟んで担架でベンチ裏へと下がっていった。
チームドクターの診断を受け、意識ははっきりしていて、出血もなかったことを確認。三浦監督は「明日以降の状態をみながらになりますけど、頭部打撲というところです」と説明した。宮崎は自家用車は球場に残したまま、自ら歩いてタクシーに乗り込み帰路についた。