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実は面白いパラリンピックのあれこれ「走り幅跳び」


2020年、東京でオリンピックとパラリンピックが開催されるのを皆さんご存知だと思いますが…そんな中、パラリンピック競技については、意外に知らない「へぇ~」が溢れているのをご存じですか? 競技自体も実はアグレッシブなものばかりで、一度見ると病みつきになるかも!? そんなパラリンピック競技についてご紹介していきます。


 


今回は、健常者を超えると言われている『走り幅跳び』について、注目選手とともにご紹介していきます。


 


世界一は障害者



走幅跳びは健常者と同じルールで競技が行われるのですが、なんと健常者の記録を超えたと世界中から注目を集めているんです。2014年、ドイツ陸上選手権(健常者の大会)の走幅跳びに、右足が義足の身体障害者マルクス・レームさんが出場すると健常者を抑えて1位になったのです。


 


他にもマルクス選手、世界選手権で8m40cmの世界記録を出し、ロンドン五輪の優勝記録を9cmも上回りました。しかし「テクニカル(道具)・ドーピング」という声があがり、リオ五輪の参加標準記録8m15cmをクリアしていましたが国際陸連の出した「義足が有利に働いていないことの証明」が出来ずに五輪を断念することいなりました。そんな解決できない問題を抱えながら東京オリンピック・パラリンピックでマルクス選手の出場に注目が集まっています。


 


クラス分け


障害者スポーツ走幅跳びのクラス分けは以下の3つ


 


・片大腿切断(膝関節離断含む)または片側下肢の膝関節と足関節の機能の全廃したもの。


・両下腿切断(足関節離断含む)または両足関節の機能の全廃したもの。または、片下肢最小の障害基準(MDC)が両下肢に該当するもの。


・片下腿切断(足関節離断含む)または片足関節の機能の全廃したもの。または、片下肢最小の障害基準(MDC)に該当するもの。


 


最近では義足もカラフルだったり、素材に拘るなど進化しています。義足は硬いとしならな


いので走りにくかったりするのですが、柔らかさを追求しすぎると折れるというリスクも


あるという、義足づくりにおいてもドラマが隠れているのです。


 


注目の選手


山本 篤選手



バレーボールのアタッカーとして活躍していた高校2年の時に起こしたバイク事故によって左足を切断。高校卒業後に通っていた日本聴能言語福祉学院・義肢装具学科で陸上に出会った後、アスリート本能に火が付き、大阪体育大学に進学。その後100m、走幅跳で日本記録を更新、欧州選手権の走幅跳では銅メダル獲得、北京パラリンピック走幅跳は銀メダを獲得。東京オリンピックでもメダルが期待されています。


 


次回のオリンピックでは障害者が健常者の記録を超えるのか? 国際陸連がどのような判断を下すのかと、とにかく世界中から注目が集まっている競技なんです。そんな歴史的瞬間になるかもしれない大事件が、この日本でおこなわれるかもしれないなんて、走幅跳びから目が離せませんね。


 

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