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久しぶりに新しいGoPro「HERO12 Black」を触ったらその進化に驚いた! 浅草の街を撮影するイベントに参加


GoProは9月13日、アクションカメラの新モデル「HERO12 Black」(以下「HERO12」)を発売。これに先駆けた9月7日には、メディアとインフルエンサーに向けた新製品説明会および体験会「2023『ASAKUSA Retro City Walk』」が開催されました。

7世代ぶりに新モデルを体験

実は筆者、編集部で購入した2016年発売の「HERO5 Black」(以下「HERO5」)からこれまで、GoPro新モデルを触る機会がありませんでした。実に7世代ぶりとなる新モデルの体験は、その進化に驚かされることばかり。印象に残った機能をピックアップして紹介します。

グルグル回っても水平を保ってビックリ

イベントの前半は“浅草花やしき”で、特別な許可を得てアトラクションに乗りながら撮影することができました。ここでまず驚いたのが、乗り物の中でカメラがグルグル回転しても、映像は水平を保って撮影できる機能「360°水平ロック」。

イスに座った状態で前後に360°回転するアトラクション「リトルスター」で360°水平ロックをONにして撮影したところ、乗っている人はグルグル回っているのに、外の景色は水平を保ったままという不思議な映像が撮影できました。

追加レンズで視野角が広くなってビックリ

オプションとして新たに加わった専用レンズ「Max レンズモジュラー2.0」を使った撮影も体験できました。こちらは視野角が177°と広く、標準レンズと比べて36%ワイドに、縦向きの撮影では48%広い視野角で撮影できるというスグレモノ。

円盤状の乗り物が回転しながら大きくスイングするアトラクション「ディスク・オー」では、園内から園の外の風景までワイドに収まる超広角「Max HyperView」の臨場感ある映像が撮影できました。

ブレ補正が強力でビックリ

もともと手ブレには強いGoProですが、HERO5では激しいアクションでの撮影に向けた専用ジンバル「Karma Grip」が用意されていました。インドネシアで「トアルコ トラジャ」を生産するコーヒー農場へ向かう凸凹の山道で、Karma Gripが活躍しています。

【インドネシア・コーヒーの旅】コーヒー農場までの凸凹山道で『GoPro HERO5 Black』&『Karma Grip』のスタビライザー性能を検証
https://getnews.jp/archives/1921368[リンク]

7世代ぶりに触ったHERO12はジンバル要らずでビックリ。ガタガタと激しい揺れがスリルを倍増する花やしきの「ローラーコースター」でも、滑らかでブレのない映像が撮影できました。その実力は、乗りながら撮影した動画から切り出した静止画が止まった風景に見えるほど。

便利なマウントがいろいろあってビックリ

ジンバルの話が出ましたが、撮影のためのアクセサリーが充実していることにも驚きました。

街歩きやリトルスターでの撮影には、自撮り棒や三脚にもなるグリップマウント「3-way 2.0」を使用。花やしきの後に体験した人力車では、POVから自撮りアングルへ任意に変更しつつ、この日の集大成とも言えるブレのない超広角の映像が撮影できました。

ディスク・オーの撮影では、手首に絡みつけるように装着できるマウント「Gumby」を使用。

ローラーコースターの撮影には、胸の位置から臨場感のある映像が撮影できるマウント「Chesty」を使用しました。

HERO12では従来のマウントだけでなく、底面に1/4-20ネジ穴が追加されています。幅広いカメラアクセサリーが使えるのも嬉しいところ。

フロントスクリーンが便利でビックリ

HERO9から採用されている、セルフィー用のフロントスクリーン。今さらではありますが、今回自撮りで撮影する際、便利に活用できました。

HERO5では難しかった、アングルを確認しながらの撮影が容易に実現します。

専用アプリを使った編集が簡単でビックリ

HERO5の頃、撮影した動画はパソコン用アプリケーション「GoPro Studio」で編集していましたが、その後はAdobeの「Premiere Pro」で編集するようになりました。今回、作例をまとめた動画は「Premiere Rush」を使ってパソコンで編集したものです。編集作業にかかった時間は1時間程度。

「GoPro HERO12 Black」で浅草・花やしきと人力車からの風景を撮影(YouTube)
https://youtu.be/Nf-daoJhZfg?feature=shared

イベントで教えてもらったのが、現在はスマホアプリ「Quik」で編集が可能になったということ。HERO 12からスマホに撮影した動画をワイヤレスで転送し、動画クリップから使いたいものを選択するだけで、おまかせでBGMやエフェクトを適用した動画を作成してくれます。タイムラインから動画に使う個所を取捨選択するだけで、先ほどのPremiere Rushで編集した動画よりリッチな内容の動画が作成できました。作業時間は10分程度。尺の調整も簡単なので、SNSにシェアする動画もサクっと書き出せます。

Quikで編集:「GoPro HERO12 Black」で浅草・花やしきと人力車からの風景を撮影(YouTube)
https://youtu.be/JcGy1SLtVS0

さらに、8:7のアスペクト比で撮影した動画であれば、画角を選ぶだけで9:16の縦動画も書き出しが可能。TikTokやYouTube ショートの動画も同じ素材から用意できます。

Quikで縦動画に:「GoPro HERO12 Black」で浅草・花やしきと人力車からの風景を撮影

久しぶりに触ってみて、撮影から動画の管理、編集まで、スマホだけで完結するワークフローが構築されていることに驚きました。動画の編集に不慣れな人でも、手軽に使いこなせるツールに進化している最新のHERO12。本体価格は6万2800円(税込)、Max レンズモジュラー2.0は1万6000円(税込)。延長ポールやマウントなど専用アクセサリーをセットにした「HERO12 Black Creator Edition」は9万4800円(税込)です。

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