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「先輩が積極的」「末長く爆発して」 恋人になった一途ビッチな後輩から「ごほうび新制度」をおねだりされるマンガが甘すぎだった


中学時代に勉強を教えていた後輩の百合野歩が、高校生になってビッチっぽくなっていたけれど、それは先輩の久水悠生にだけ……。行動と心情が微妙にズレているあたりがもどかしくも可愛らしい色のんさん(@iro_ironon)のマンガ『一途ビッチちゃん』(KADOKAWA)。Twitterでは悠生先輩が大学に入り、いつも学校で会えるというわけではなくなっていますが、『一途ビッチな彼女に負けない話』ではこれまでと変わらずに勉強を教えている時に歩が「ごほうび新制度を作りましょう!」と言い出すストーリーで、「先輩が積極的」「末長く爆発して」といった反応が多数寄せられていました。

家での勉強休憩中にベッドに寝転びながら「先輩! ごほうび新制度を作りましょう!」と提案する歩。「ごほうび新制度?」「高校のときもごほうびしあってたじゃないですか♡」と言われて、悠生は「テストで100点とったらお互いの好きなとこ触っていい、ってやつか」と思い出しますが、「新制度はテストじゃなくて…、『一週間がんばったらお互いの好きなところ触っていい』…にしましょう!」と言い出します。

悠生に「な…何をもって『がんばった』になんの?」と訊かれて、「毎日朝起きて授業受けて一週間乗り越えたら『がんばった』でいいと思います!」という歩。これには「ハードル低!!」となりますが、「あぁ…、会えないあいだがんばる理由がほしいのか…」と察します。歩はベッドにごろっとしながら「先輩♡ 今週もがんばりましたね♡ 今週はどこ触りたいですか…?」と肩出し無防備な姿で誘います。ドキっとしつつも悠生は……。

「お、俺は…、それがごほうびはいやだ」と言われて「ガーン」とショックを受ける歩。「え…っ、じゃあほかのを…っ」とオロオロして背中を向けたところを、ぎゅっと抱きしめる悠生。「せっ、せんぱい!?」とさらに慌てて真っ赤になった歩に……。

「…ごほうびじゃないと、触っちゃだめなの…?」と負けず劣らず赤くなっている悠生に、「……っ、いつでもどこでも触っていいです…♡」と恥ずかしそう&嬉しそうな歩。「え!? どこでもとは…」とヘタレた悠生ですが、結局「なでなで」がごほうびになったとのこと。まだまだ初々しいですね!

第3巻刊行! 色のんさんインタビュー

「甘すぎる」「2人ともかわいい」といった声が多かったこの話。2021年5月27日に刊行される第3巻では、悠生が卒業するまでのストーリーが収録されています。ここでは色のんさんにお話をお聞きしました。

--第3巻では、二学期のはじまりからクリスマス、悠生の卒業までが描かれていて、晴れてふたりが恋人になりました。描ききった率直な感想をお願いします。

色のんさん(以下、色):正直、悠生が卒業してしまうのはさみしいです! 成長していくことのさみしさというか……。あと一年くらいは高校生でいてほしかった!(笑)。今まで学校がメインの舞台でしたが、これからは2人が学校で会うことがなくなってしまうんですよね。これは今後お話が進んでいくうえで、けっこう大きい変化だと思います。恋人になったことは……なってもあんまり変わってないですよね(笑)。

--3巻に限らず、プロローグのカラーページで歩と悠生の中学時代のエピソードをお描きになっていますが、今回のエピソードを入れようと思った理由を教えてください。

色:歩と悠生のそれぞれに対する想いは、もう中学時代で完成していたと思っているんです。その想いがそのまま今につながっているというか……。悠生は中学時代に歩のことを「大切にしたい」と思って、それが高校生になっても変わっていないという話を2巻で描いたんです。だから今回の3巻には「歩の変わらない想い」が分かるエピソードを入れたいと思いました。

--歩に振り回されつつも真面目でここぞというところでキメるのが悠生の魅力だと思います。ご自身が悠生を描いていて「楽しいな」と感じるポイントはどこになるのでしょうか?

色:これは全キャラに言えることなのですが、怒り、悲しみ、喜び、恥らい……種類問わず、感情が極限になればなるほど描いていて楽しいです。でも悠生の場合は歩に迫られて赤くなってるときとか、劣情と戦ってるときがいちばん楽しいかもしれません(笑)。

--悠生に片思いをしている同級生のあまねのエピソードが入っているのも印象的です。あまねについてと、彼女を描くことで込められた思いがあれば教えてください。

色:あまねの恋は2巻で終わらせたつもりでした。でも、「恋心って、諦めようと思ったら簡単に消えるものなのか?」と思ったんです。あまねのことを考えたら、まだ悠生への気持ちが残ってるんじゃないかって。だから3巻では、あまね自身が消えない恋心と向き合うお話を描きました。2巻のときからあまねのことは幸せにしてあげたいと思っていて、「彼女にとっての幸せはなんだろう」と悩みながら描いています。

--委員長や先輩兄、歩ちゃんの両親もキャラが立っていますが、読者からの人気が高いのは誰になるのでしょうか?

色:正確な人気度は分からないのですが、委員長、歩のお母さん、先輩の同級生のあまねは、それぞれ好きになってくださっている人が多くいるように感じています。委員長の場合は、「歩のセコム」的な役割もあるのか、悠生が何かやらかしたときは「委員長を呼べ!」とコメントを頂くこともあって、愛してもらえてるんだなぁと嬉しくなります。

--3巻に収録されているエピソードの中で、ご自身が特に印象的な回を教えてください。

色:やっぱりクリスマスの告白回ですね! 告白シーンは早い段階から頭の中でふんわりと決まっていたのですが、そこに至るまでのお話を考えるのが本当に大変で。歩の抱く感情が複雑すぎて、展開はもちろん、セリフの一つ一つものすごく悩みました。そしてようやく迎えた告白回だったので、描き終えたときの達成感がすごかったのを今でも覚えています。

※参考記事 「じゃあ結婚しよっか!」と言われてアセアセするけど…… 一途ビッチな後輩女子がついに結ばれるマンガに「おめでとう!」の嵐
https://otajo.jp/95775 [リンク]

--修学旅行や文化祭、卒業といったイベントが目白押しですが、ご自身の学生生活で特に記憶に残っているイベントは何かありますか?

色:中学生の頃にスキー合宿があったのですが、運動も嫌いだし、寒いのも嫌いなのですごく憂鬱だったんです。でも行ってみたらめちゃくちゃ楽しくて。「また来よう!」と思ったのですが、それ以来一回も行ってないです(笑)。もう滑れる気がしない……。

--3巻の描き下ろしの見どころは?

色:今回は文化祭や修学旅行、大学試験の話などイベントの描き下ろしが多めなのですが、いちばん見てほしいのは歩の気持ちです。プロローグと、クリスマスの告白回のあとのエピソードで、彼女の気持ちが見えてくると思うので、ぜひ読んでいただきたいです。

--大学生になった悠生ですが、今後歩との関係をどこまで描いていきたいとお考えなのでしょうか?

色:「どこまで描いていきたい」というより、「どこまで描けるかなぁ」という気持ちが強いかもしれません。できれば「全部描ききった!」と思えるまで、成長する二人を描いていきたいです。

--最後に、読者の皆様へのメッセージをお願いします。

色:いつも応援ありがとうございます。そして、ここまで2人を見守ってくださってありがとうございました! 恋人同士になり一区切りついた二人ですが、まだまだ成長しなければいけないところがたくさんあると思っています。作者共々成長していくので、もうしばらくお付き合いいただけたら嬉しいです。

--ありがとうございました!

※画像はTwitterより
https://twitter.com/iro_ironon [リンク]

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