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期間限定公開『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 4D版』の4DX演出が良すぎた


ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの「4D上映」が西暦2020年12月04日より始まりました。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 4D版』に続いて『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 4D版』が2020年12月11日より、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 4D版』は2020年12月18日からの上映が決定しています。

今回はグランドシネマサンシャインにて体験した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 4D版』の4DX体験レポートをお届けします。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとは

新世紀エヴァンゲリオンのTVアニメは1995年に放送開始し、劇場版として『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に』がそれぞれ1990年代に続きます。

そして劇場版による話の区切りから10年後、2007年より『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズが上映開始となります。

2021年1月23日に公開となる最新作にして完結編の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が待たれる昨今ですが、その直前となるこの時期に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの4D上映が決まりました。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 4D版』体験レポ

※この記事は既に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズをご覧になっていることを前提に書かれています。未見の方はご注意ください。

鑑賞日前日、筆者は改めて『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を入念にチェックしました。

着目したポイントとしては、
1. エヴァンゲリオンと使徒の戦闘シーン
2. 登場人物の精神描写
となります。

「エントリープラグにLCLが満たされる時には水が降りかかってくるのだろうか」
「エヴァンゲリオンが使徒から攻撃を受ける時には、4DXでどのような表現がされるのだろうか」
などという想像を膨らませ、心地よい緊張感も携えていざ劇場へ。

4DX経験者の方はご存知かもしれませんが、座席には水効果のためのボタンが設置されています。「WATER ON」とすれば上映中に水がかかってくる仕様になっています。水が苦手な方は先に「WATER OFF」状態にしておくと良いでしょう。とはいえ、水効果は4D上映における重要なアクセントのひとつだと思いますので、可能であればONのままの体験をおすすめします。

いざ上映へ

始まりは、親の顔より見たかもしれない いつもの海のさざなみ。

冒頭、綾波レイが陽炎のように現れ静寂に包まれるシーンから一変、大きな足音と共に第四使徒が現れ、大きく座席が揺れます。この場面転換の時点で4Dとの相性が良すぎることを確信しました。
さらに超良質な音響、スクリーンの大きさによる圧倒的な迫力……たまりませんね、これは。

移動シーンについて

自動車や電車、ジオフロント内のカートレインなど、乗り物内では会話していたりするのですが、それを邪魔しない微細な乗り物の振動を感じさせたり、航空機での移動シーンにおいても通り過ぎるシーンでは風を感じさせたりと、随所で細やかな演出が見られ、作品への没入感をより楽しむことができました。

戦闘シーンについて

もはや4Dの醍醐味と言っても良いと思うのですが、戦闘シーンは特に圧巻でした。

最初の戦闘シーンは“第四使徒”。エヴァンゲリオン初号機が登場し、最初の一歩を踏み出す時の風さえもが4D効果によって表現されていて、高揚感が高まります。

使徒やエヴァンゲリオンによる攻撃の一つ一つの振動、登場人物の精神描写と戦闘シーン、司令室の場面転換によって4Dの強弱のメリハリが鋭く感じられ、何度も観てきたはずの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』でありながらも、戦闘シーンについては新たな緊張感を持って観ることが出来ました。

“第五使徒”(ムチのような腕を持つ使徒)との戦闘シーンではエヴァンゲリオンの足を掴んで投げる場面があるのですが、その際にもしっかりと足首にその感覚を得ました。実は座席足元にも4D効果のための装置が付いていたのですが、その形状はもはや「第五使徒のこのシーンのためのものなのでは?!」と思わざるを得ない見た目でした。

情景シーンについて

良い意味で予想と異なった感想を持ったのは情景シーンでした。(ここでの情景シーンとは街並みを描写したシーンのことを指しています)
空撮のようなアングルで映し出される場面では座席の角度がアングルと同期し、まるで自分が飛行機にでも乗って空から見ているのではないかと思わせるような表現! 細かいところですが、こういう臨場感ある素敵な表現ができるのも4Dならではです。

日常シーンについて

今回の4D上映における表現で、一番印象的だったのは水です。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』では雨のシーンが意外と多いのですが、ちゃんと上から水滴が落ちてきます。静寂なシーンにおけるこの水滴は、より神妙な気持ちへと引き込んでくれます。

碇シンジの通う中学校の体育授業のシーンでは、女子生徒が水泳の授業を受けているのですが、彼女たちがプールに飛び込む際にも非常に細やかな水滴が前面から降りかかってきます。今までだったら気を取られにくい場面にも、しっかり気が配られた演出がなされており、飽きがこないように仕上がっています。

絶妙な『序』との相性

おそらく中身について書き続けるとキリが無いであろう本作ですが、できるだけ4D上映の演出にフォーカスしてレポートしてみました。

家では体験できないような巨大スクリーン、胸に響くような音響、そしてさらなる没入感へ引き入れてくれる4D効果による表現は、本作との相性がとても良かったです。

現在上映中の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 4D版』から始まり、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 4D版』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 4D版』は以後順次上映されます。
この4D版は期間限定上映(※12月24日(木)終了予定)ですので、完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の上映前に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

【公式】MX4D/4DX 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序、:破、:Q 4D版』予告

[上映劇場一覧]
https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/evangelion-4d.html
[4DXとは]
https://www.cj4dx.com/jp/
[MX4Dとは]
https://www.tohotheater.jp/service/mx4d/

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