starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

美容皮膚科歴“四半世紀!” 肌の名医に聞く、シミ対策のセルフケアポイント!


posted by しゅん

この記事は
吉木伸子 (美容皮膚科医・よしき銀座クリニック院長)
が監修しています

日焼け止めの落とし穴!?

(吉木先生)

「紫外線対策、分かっているようでいない人が多い!
 日焼け止めだけ塗ってOK!と思っている人が多いんです。
 SPFの数値ばかり見て高い方の物を塗ればいいと安心していませんか? そこに落とし穴があるんです。日焼け止めを指示されている量の半分しかならないと効果は1/4になってしまいます。」


指示されてる量・・・みなさんイメージつくでしょうか?
どのくらいが規定量かというと・・・

(吉木先生)
「商品にもよると思いますが、乳液タイプだったら大体500円玉大くらい。それよりも実際には(使っている量が)少ない人が多い。規定量より少ないと紫外線への効果は低いんです。」


500円玉大って、確かに普段出している量よりも大きいかも...!

(吉木先生)
「あと、もう一つ。日焼け止めは2時間くらいで効果が切れてくるんです。」


それではいくらSPF値が高くても、塗りなおさないと・・・

(吉木先生)
「そうなんです。でも、しょっちゅう塗り直すのは厳しいものがある。
だから、おすすめはパウダーをつけることです。パウダータイプは(日焼け止め効果の)持続性があります。朝塗れば、夜までUV効果が持続します。」


朝パウダー塗るだけで夜まで塗り直さなくていいってこと?!
最近はファンデーションのリキッドタイプを使う人が多いですよね?

(吉木先生)

「そうですね。クッションとかBBクリームとかが多いですけど、それらの日焼け止め効果は持続時間が(パウダーに比べて)短いんです。
日焼け止めの成分の吸収剤と散乱剤とでは、散乱剤の方が持続するんですよ。吸収剤はスポンジが吸収するみたいに紫外線を吸収していくので、いっぱいになったら効果が切れてしまう。でも散乱剤は紫外線を跳ね返すので効果の持続が長い。だから散乱剤で作られている日焼け止めを使うと持続性が高いんです。
ファンデーションの中でもパウダーファンデーションはほとんど散乱剤で作られているので(UV対策として)安全というわけです。」


保湿ケアはシミ予防にもなる!?

(吉木先生)
「保湿が大事というのは何度も伝えているんですけれど、乾燥している肌はシミができやすいっていうことはあまり知られていません。肌が乾燥しているとすごく紫外線を吸収してしまうんです。
肌が乾燥してしまう原因として多いのが、実はクレンジング。化粧落としが強すぎて肌が乾燥していている人が多い。」


確かに、とにかくしっかり落としたくて、擦りすぎてしまったり、時間をかけずにさっと落としたいからと洗浄力の強いクレンジング料を使ってしまったりしてしまいがちですね。

(吉木先生)
「クレンジングも、あんまり柔らかいやつだと指が肌にあたっちゃって(肌を擦ってしまいやすい)、どうしても頬骨の高いところって力が強くかかってしまう。慢性的に刺激することで肝斑を呼び覚ましてしまいます。

そこは一手間かけてあげて、肌に優しいクリーム状とかジェル状のちょっと硬めのテクスチャのものを使って、優しく包むように、お顔を卵だとしたら卵が割れないくらいの力で洗いましょう。
長い時間をかけて洗ってうことも肌の乾燥につながりますので、クレンジング、洗顔、保湿
これらを3分以内に終わらせましょう。」

30代後半以降は生活の中でどういうことに気をつけるべき?

①紫外線対策はマスト

②次に上手な保湿とエイジングケア

③そして大事なのが体の中から健康に


(吉木先生)

「40代はホルモンバランスや自律神経が乱れやすく、更年期に差し掛かる時期でもあります。うまく更年期時期を乗り越えるには健康であることが大事です。」


肌を綺麗に保つためには食事や生活も大事なのですね。

(吉木先生)
「食べ物としては、適度に食物繊維を摂ること。特に水溶性の食物繊維は大事です。腸内環境がいいとシミができにくいと言われています。
あとは腸に負担をかけるものを食べない。小麦が最近、消化が悪く腸内環境を乱すとされています。腸内環境が乱れると悪玉菌がついちゃって、肌に悪い影響があります。それが老化現象になったりとか肌荒れの原因になると言われています。」


腸内環境がシミに影響するのは驚きです! でも食物繊維がいいと言われているのはダイエットなどでも同じなので、いわゆる健康的な食事をするのが一番なのでしょうか。

(吉木先生)
「そうですね。でも繊維が強すぎる食品も摂りすぎは良くありません。ゴボウとかサツマイモとか。」


それらは体にいいっていわれている食べ物ですよね?

(吉木先生)
「全部ダメってわけじゃなく、食べ過ぎるとよくない。お腹が張るなと思ったら
その前の日に何食べたか思い出して関係があると思ったものを控えるようにして
腸内環境を整えていくのがいいと思います。」


悪習慣をやめることから

(吉木先生)
「これは健康に良い、これは健康に悪そう。みなさんわかっていながらやってしまっていることが多い。肌に直接関係するお化粧品とかサプリメントは真剣に選んでも、食べ物は適当になってしまう人が多いんですよね。
睡眠は肌に大事だって分かっているんだけど夜遅くまで寝ないでスマホ弄ってたりとか
今やらなくてもいいようなことをやってたりしている、そういう人が多いと思うんです。
でも、それは本当に皆さんが思っている以上に肌に影響している。だから、そういう悪習慣をやめるということですね。」


肌への影響を感知する自分のセンサーを育ててほしい

(吉木先生)
「スマホを夜9時以降に見ていると絶対に睡眠の質が下がる。それでもなぜかやってしまうのは、その違いが自分で本当の意味で気づけていないから。それほど影響していないような気がしているだけなんです。
よーく気をつけるんです。そうすると、スマホ遅くまで見ていたあとは起きた時に目覚めが悪かったり、ちゃんと熟睡できた日って目覚めが良くて肌の状態もよくて1日ご機嫌でいられるっていうのがわかる。
そういうのに自分で気づくことが重要。悪い影響だって分かったら、もうやらなくなりますよ。自分の体の内側の声に耳を貸してほしい。」


いきなり自分の生活を変えるのは難しそう・・・。
そうお思いの方も多いでしょう。
夜になったらスマホの明かりを落とすというところを、まずは1日、そして2日、3日と、少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。自分の体、肌の変化を気をつけて観察してみれば、きっと良い影響に気付けることでしょう。

監修者紹介

美容皮膚科医・よしき銀座クリニック院長 吉木伸子

»監修者プロフィール詳細

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.