冷えによって体温が低くなると血流が悪くなり、免疫力が低下することで体調が優れない、疲れやすい、むくみやすい、お肌の調子が悪いなど、さまざまな不調が現れやすくなります。「冷えは万病のもと」という言葉もありますが、体を冷やさないように日頃から温める意識を持ちましょう。今回はエステティシャンである筆者が温活入浴法をご紹介します。
■入浴温度は38℃~40℃がちょうどいい
冷えの自覚がなくても、心臓から遠い手先や足先が冷えていたり、脂肪の多いお尻やお腹周りが冷たくなっている、内臓周りが冷えていることも。
体温が下がっているところに急に、熱いお湯に浸かると体にとって負担になることもあるので、体が冷えている状態でいきなり入浴するのではなく、まずシャワーを浴びて体にお湯をかけてから入浴するようにしましょう。
適温は38℃~40℃で20分ほどの入浴が理想的です。暑くてのぼせやすい方は、ドアを少し開けて涼しい風を入れて、換気しながら入浴しましょう。
(1)発汗作用のある入浴剤やバスソルトを活用
発汗作用のある入浴剤や、塩の入った入浴剤は体をポカポカに温めてくれる効果も高いので、入浴剤を活用することもオススメです。
(2)入浴中は足指セパレートを指にはめましょう
日中、靴や靴下、ヒールによって閉じてしまった指を広げ、指先の血流をアップさせましょう。指や指の付け根まで開くのでとても気持ちいいのでおすすめです。
(3)コロコロマッサージで足裏のツボ、ふくらはぎを刺激して代謝アップ
100円ショップや雑貨屋などで売っている、コロコロマッサージを使って、足裏のツボやふくらはぎを刺激しましょう。入浴によって温まりながらツボを刺激することで、全身がポカポカ温まりやすくなり、むくみをリセットする効果もあります。
(4)ストレッチをおこなって体をしなやかに
腕を伸ばしたり、肩を大きく動かして背中を刺激してみたり、V字バランスの姿勢を作り腹筋に力を入れて足を伸ばすなど、お腹や背中、肩甲骨を意識したストレッチをおこないましょう。
内臓周りや肩甲骨を動かすと代謝が上がりやすくなり、血行促進されるので、入浴しながらストレッチを取り入れるのがおすすめです。
おわりに
入浴によって体を温めながら、日中の姿勢によって閉じてしまっている場所を開くことを意識しましょう。
あらゆる場所が閉じることで血流の低下や冷えを招きやすくなったり、老廃物が溜まりやすい環境になります。日中冷えた体を温活によって温めて、冷えない体作りをしてみませんか?
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