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健康診断・がん検診、最後に受けたのはいつ?「1年くらい受けなくてもいい」は間違い!





会社に勤めていると毎年決められた時期に健康診断を受ける人は多いですが、自営業者や専業主婦は「忙しいから今年はいいや」と何年も空けてしまいがちです。

「毎年じゃなくて2~3年に1回でもいいのでは」と思っている人も多いのでは。特にがん検診はなんとなく敬遠してしまいます。

健康診断の大切さや意義について、がん治療を専門とする医師にお話を伺いました。

 
健康診断は受診しても、がん検診は受診しない人が多い

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニーが、2020年および2021年に実施した「健康診断・人間ドック、がん検診等、医療受診に関する意識・実態調査」があります。

その結果を見ると、2021年における「健康診断・がん検診を控えたい」という傾向は、2020年の5割台から3割台に改善しています。



ところが実際の受診率*を見てみると、がん検診については受診率は微増したものの、約6割が「受ける予定はない」「わからない」と回答しています。

(*受診率には2021年度の実施予定率(2021年12月~2022年3月実施予定者)を含む)

「受診の予定はない」と回答した人にその理由を聞くと、「からだの変調を感じない」「健康状態に不安を感じない」という回答が挙がりました。

 
医師が警鐘「コロナ禍で、がんの早期発見・がん治療に影響がある」


ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、がんの診断・治療を行う全国の医師300人を対象にした調査も行っています。

その調査では、「コロナ感染拡大が、がんの早期発見・がん治療へ影響しているか」という質問に対し、9割以上(91.3%)の医師が「影響していると思う」「やや影響していると思う」と回答しているのです。

 

またなんらかの症状があった際の受診率を症状別に見ると、約2〜3割の人が心疾患・脳梗塞や脳出血、がんが疑われる症状があってもコロナ禍の影響で受診を控えていたことがわかりました。

早期発見・早期治療が大切だと言われているがんは、発見が遅れると治療が難しくなることも。手遅れになったり治療が長引いたりするのは、誰もが避けたいですよね。

 
早期発見できれば治療の選択肢が広がる


コロナ禍での受診・検診控えについて、公益財団法人がん研究会有明病院で病院長を務める、佐野武先生にお話を伺いました。

「がん検診はがんの早期発見のために重要です。今回の調査では、検診の受診予定がない方の多くが、『からだの変調を感じないので』あるいは『健康状態に不安はないから』と回答されています。

しかし、がん検診の目的は症状のない人たちの早期のがんを見つけて治すことだということを忘れないでください」(佐野先生)

とは言っても、特に不調を感じていなければ、数年に1回の検診でもかまわないような気がしますよね。ところが佐野先生は次のように語ります。

 

「がんの多くは着実に進行し、がん検診が半年、あるいは1年遅れることで、より進んだ状態で見つかることになります。せっかく毎年検診を受けていたのに、1回先延ばししてしまったことで、早期の発見を逃してしまうことがあり得るのです」(佐野先生)

例えば胃がんを早期発見できた場合、内視鏡を使う、からだにあまり負担をかけない方法での手術も可能で手術痕も小さく済むそうです。

がんは、ほかの疾患の治療で偶然見つかることも珍しくありません。体調がすぐれない、今までになかった症状が出てきて気になるといったことがあれば、我慢せずに最寄りのクリニックを受診し、医師に相談しましょう。

 
毎年の検診で早期発見早期治療、何もなければそれでよし


筆者は医療関係の取材が多く、日ごろからたくさんの医師に話を聞きますが、どの医師も必ず口を揃えて「きちんと健康診断を受けてほしい」と語ります。

それから、「ちょっとした異変でも受診してほしい。『今は症状が出てないけど』でもいいから」「相談だけでも大丈夫、気軽に聞いて」という声も必ずお聞きします。

 

病気を早期発見できるのは専門家が診てくれる機会があってこそ。健康診断で「問題ない」とわかれば、「大丈夫だった」と不安を手放せます。

今年の健康診断がまだなら、さっそく予約を入れてみませんか。
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