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Paneo株式会社の『EmbodyMe』では1枚の写真からVRアバターを作り出せる


EmbodyMe


自分の好みで外見をカスタマイズしたアバターを作り、チャットができるサービスは新しいものではない。しかし、人気があることも事実だ。


多くのユーザが自分のアバターを着飾ることにこだわり、オンラインゲームで装備のステータスよりも外見を優先したり、珍しいデコレーションアイテムに課金したりするユーザも少なくない。もちろん性能しか気にしない、有料アイテムは使わないという層もいるが、ビジネスとして成り立つ程度に需要があるのは間違いない。


ソーシャル性のあるVRコンテンツでも、自分のアバターをどうするかは悩みのタネだ。簡単に自分に似せたアバターを作れれば良いのだが、3Dスキャンには専用のスキャナや3Dを扱うソフトウェアが必要になる。


EmbodyMeの特徴



顔写真からアバターを作成


Paneo株式会社のソーシャルVRアプリケーション『EmbodyMe』では、アバターの顔を作成するときにPCのウェブカメラで撮影した画像や、あらかじめ用意しておいた画像を使用する。この方法ならば3Dスキャナで3Dデータを作成する必要はない。


ソフト側が用意したデータを組み合わせてそれらしく作ったアバターよりもずっと本人らしく、実際にその人と話しているような感覚になれるというのがウリだ。


1枚の写真からアバターのフェイスデータを作り出すので自分にそっくりのアバターを簡単に作れるし、有名人のそっくりさんになることもできる。有名人や友達になりきったり、性別を変えたり、本当になりたい自分に変身できるという。


ただ、自分以外の写真を利用する場合には、きちんと権利について考慮する必要がある。本人のふりをしたり、評判を下げるような使い方をすればトラブルになってもおかしくない。厳密に言えば、他人が写った写真をVRで使うこと自体もパブリシティ権の侵害に当たるかもしれない。VRに関しては法整備が追いついていないので、利用するユーザ一人ひとりのモラルが重要だ。


身体の動きや表情をトラッキング


EmbodyMeでは、ヘッドセットを付けている頭とハンドトラッキングコントローラーを握っている手だけではなく、全身のアバターが表示される。このアバターには、ユーザの表情や腕の動きもトラッキング(一部はアルゴリズムに基づく推測)が行われ、リアルタイムに反映される。この仕組みがあることによって、アバターの存在感が増すという。


リアルな顔と動きを実現し、本当に直接会って会話しているかのようなコミュニケーションを可能としている。一方で、VRならではのお遊び要素もきちんと用意されている。


ありえないことが起きる


EmbodyMeの世界では、指を動かしてジェスチャーで意思疎通したり、ハイタッチしたりといったコミュニケーションが可能だ。それだけでなく、実際にはありえないようなことも起こせる。


不思議な薬を使うとアバターの耳が三角形になって尖ってしまう。ゲーム内でダーツをするのに使う矢を他のユーザに向かって投げれば、アバターの頭を貫通して突き刺さる。


これによってデメリットがあるわけではなく、あくまでもお遊びの要素だ。他にも様々な仕掛けが用意されているので、会話のきっかけになるだろう。SNSで共有するためのスクリーンショットを撮るにもちょうど良い機能だ。


開発者が目指すもの


Paneo社員


実は(アバターや、動画からも分かるが)Paneo株式会社は日本の会社だ。設立は2016年の6月と新しく、まだ設立から1年も経っていない。


Paneoが目指しているのは、「VRで日常の生活を全て置き換える」ことだという。Tec Lab Paakに掲載されたインタビューでは、

「会社に行って仕事をする、洋服を買いに街に出かける、学校に行って勉強をするなどの日常の行動がEmbodyMeで置き換わる世界を実現していきます」

とまで言っている。


インタビューではPaneo設立以前の経緯や、かつて開発したアプリケーションについての話も出ている。日本語のサイトなので、興味のある読者はTec Lab Paakのサイトで直接確認してほしい。同サイトには、他にも国内の技術系スタートアップが紹介されている。


実際にどこまでVRがリアルの代替になり得るかという問題はさておき、リアルなアバターを作成できるEmbodyMeの技術はビジネス用途を含めたコミュニケーションアプリを大きく変える可能性を持っている。インタビューの中でもビジネスミーティングに利用できるようなサービスを考えているという話が出ている。


現時点ではまだコミュニケーションが取れるVRアプリの一つでしかないが、このアバターを使えるサービスが増えてくれば利用者は多くなるだろう。


 


EmbodyMeは3月25日にSteamのアーリーアクセスに登場する。プレイは無料、OculusRiftとHTC Viveの両ヘッドセットに対応する予定だ。


 


参照元サイト名:Paneo株式会社

URL:http://paneo.vision/ja/


参照元サイト名:Steam

URL:http://store.steampowered.com/app/604530


参照元サイト名:Tec Lab Paak

URL:http://techlabpaak.com/members_project/paneo


参照元サイト名:UploadVR

URL:https://uploadvr.com/embodyme-social-vr-app-uses-face/


HTC Vive用 保護カバー (コントローラ, 黒)
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