VR技術の発展やyoutubeでの360°動画の対応により、気軽にスマートフォンからでもVR動画を楽しめるようになりました。
そんな中でエンタメの動画コンテンツの他にもJAFから交通安全のためのVR動画が公開されているので紹介したいと思います。
JAF公式ページで360度動画を公開
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)の公式ページで公開されたのはVR技術で360°見渡してみることができるyoutubeの交通安全ビデオです。
自動車には免許を取得する必要がありますが、自転車には無い為乗ることが容易な一方で交通事故の起こる件数が多いそうです。
そんな、自転車と自動車の事故や自転車と歩行者との事故を防ぐために安全ビデオが公開されています。
内容は自転車運転の安全のための危ないシチュエーションやその対処法などがわかりやすいシミュレーション形式で作られています。
そもそも360°動画って何?
スマートフォンや「Oculus Rifft」などVR対応のヘッドマウントディスプレイやゴーグルを利用して、楽しむことができる新感覚の動画形態です。
youtubeでは専門チャンネルがあるほど発展していて、視聴者は動画の360°を好きな角度からパノラマ写真の様にみることができます。
引用元:https://www.youtube.com/channel/UCzuqhhs6NWbgTzMuM09WKDQ
内容はより恐怖を体感できるようになったホラー映像やまるでその場にいるかのように絶景を楽しめる風景動画やアニメーションなどなど様々です。
RICOH デジタルカメラ RICOH THETA S 360°全天球カメラ 910720
「Google Cardboard」や「VR BOX」の様な専用のゴーグルで楽しむことができる他、ゴーグルをつけずに楽しむこともできます。
また、撮影環境も年々整いつつあり、GoProのマウントや、「Samsung Gear 360」や「RICOH THETA」という専用の機材で家庭でも簡単に360°動画が撮影できるようになって来ていて、いま注目の新しい動画形態です。
シミュレーション形式で動画を確認できる360°動画の利点
今回注目したいのはその自転車の安全ビデオが従来のビデオと違い、VR技術で作成された360°動画だということです。
360°動画というのはその名の通りPCからだとマウスのドラッグやクリックで、VR機器を使えばHMDのトラッキングで360°自由な角度から見渡すことができるのです。
スマートフォンではジャイロセンサーで振り向いた方向に動画の視点がスライドし、カードボードなどのゴーグルを使えばより一層没入できます。
動画はそれに加え自転車に乗り込んだ人の視界になって鑑賞できるので、疑似体験的に交通事故になりそうな場面を体験でき、どこがどう危ないのかより一層理解しやすくなります。
言葉で説明したり、再現ビデオを一つの視点から見てもいまいちどこが危なかったのかわからないことがあるので、何度も繰り返しいろんな視点からみられるVR動画はより良い安全ビデオだと言えます。
今後今後VRが交通安全のために活躍するかもしれない可能性。
今回のこの動画を通じて感じたことは従来の交通安全のビデオに比べて自分の視点がそのまま運転手の視点になるので、事故の瞬間を疑似体験できるというのが大きいと感じました。
このような体験をすることで、事故を未然に防ぐ手段を動画で頭で理解するだけでなく、体で感覚で覚えることができるのでより一層事故を防ぐ手助けになるのではないでしょうか。
また、VRデバイスもより、進化を続けていけば、自動車の教習もVRでやる…なんて未来が見えてきそうですね。今回はそんな事故を未然に防ぐためのユニークなアイディアを紹介させていただきました。
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