HTC Viveは、現代工学の驚異である。しかし、ときにデモのようなコンテンツばかりであるという批判を受けることがある。顧客はSteamで500以上のコンテンツから選択することができるにもかかわらず、本当に記憶に残るような体験はほんのひと握りである。HTC幹部によれば、この状況は変わる、すぐにでも変わるという。
HTCのコンテンツ役員であるJoel Brettonは、UploadVRによるインタビューで以下のように答えている。
UploadVR:6ヶ月以内に、人々が現代のVRに求めるものがViveで体験できると言えますか。
Joel Bretton:もちろん。6ヶ月以内に起きると確信しています。喜ばしいことに、今開発されているVRファンを驚かせ、喜ばせるものをこの数カ月で知ることができるでしょう。
Brettonの発言は、HTCが自社のプラットフォームにおけるコンテンツ開発を主導していることを示している。これは当然のように聞こえるかもしれないが、SonyやFacebookに比べてHTCとそのパートナーであるValveはコンテンツについてほとんどコメントしてこなかった。
Oculus(Rift)とSony(Playstation VR)はいずれも、ことあるごとにコンテンツラインナップを挙げてきた。さらに重要なことには、タイトルの育成に時間と資金を費やしてきた。
今月初め、FacebookのCEOであるMark Zuckerbergはステージに立ち、VRコンテンツを開発するためにOculusとFacebookが既に250万ドルを費やし、少なくとも250万ドルを追加で支出すると明らかにした。Sonyは50タイトルをPSVRとともにリリースした。その多くが経験豊富なゲームスタジオの作品である。
しかしHTCとVavleは、もっと不干渉に見えるアプローチを取っている。Vive向けの多くのタイトルは、未完成であり、小規模なチームによるものだ。
別のコメントで、BrettonはHTCが少なくとも30のチームと協力していることを明らかにした。Brettonのこれらの発言は、HTCがOculusやSonyのようなソフトウェアパリティへとHTCが大きく舵を切ったことを示しているかもしれない。
これは、今のところViveの二つの強力な武器、Riftが12月にリリースされるTouchで追いかけるモーションコントローラと、PSVRで一部対応された「部屋に合わせてスケールする機能」ほど重要ではない。
時が経てば、このまだ明らかになっていない体験が実際にどれほど素晴らしいものかが明らかになる。幸いなことに、6ヶ月以内には知ることができるだろう。
参照元サイト名:uploadvr
URL:http://uploadvr.com/htc-amassing-vive-content/
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