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アドビ、ARコンテンツ作成アプリ「Project Aero」を発表。ARアプリ制作がより簡単に



アップルのARプラットフォーム「ARKit」が登場したことで、iPhoneやiPadで様々なARアプリをプレイできるようになりました。


それに伴って、ARコンテンツをより高品質に、かつ容易に作ることができる環境が求められています。


AdobeはARコンテンツを作成できるアプリ「Project Aero」のプレビューを6月4日に発表。


「Project Aero」では、PhotoshopやDimensionなどのAdobe製品を活用しながら、ARコンテンツをより簡単に制作できるようになります。








「Project Aero」で高品質なARコンテンツが作成可能に


「Project Aero」は、Adobeが現在開発中のARコンテンツ作成用アプリです。


詳細はまだ明らかになっていませんが、Adobeのブログによると、この「Project Aero」を用いることで、高品質なARコンテンツを従来よりも簡単に制作できるようになります。


現在、アプリのプロモーションビデオが公開されていますが、PhotoshopやDimesionなど、デザイナーが使い慣れたAdobe製品を活用しながらARコンテンツを制作できる様子を確認できます。



クロスプラットフォームに対応!他のAdobe製品を活用できる



「Project Aero」はクロスプラットフォームに対応しており、Adobe Creative Cloudのアプリを使用してARコンテンツを制作できます。


ですので、デザインの定番ツールであるPhotoshopや、3DモデリングソフトのDimensionを活用してARコンテンツを制作することができます。


たとえば、Photoshop CCを使って画像を編集・加工し、それをAdobe Creative Cloud上にアップロードします。そして画像データをDimension CCにインポートし、3Dモデルを作成します。


こうして出来た3Dモデルを「Project Aero」にエクスポートして、ARコンテンツ制作に活かすことができます。


3Dモデルを配置したり、アニメーションを付けたり、大きさの調節や、実際にAR表示ができるので、完成図の出来栄えを確認しながら作業を行うことができます。


また、上記の映像ではアプリの操作をiPad上で行っています。タッチやスワイプなどの直感的な操作によって、コンテンツを編集することができます。


「ARKit」に対応したアプリが簡単に制作できる


また「Project Aero」は、アップルが先日行った開発者会議WWDC 2018にて発表した新しい3Dファイルフォーマット「usdz」に対応しています。


usdzはAR向けに新しく登場したオープンファイルフォーマットで、「トイストーリー」の制作スタジオであるピクサーによって開発されたものです。


「Project Aero」で制作したARコンテンツはusdz形式で保存することが可能ですので、これによってアップルのARプラットフォーム「ARKit」に対応したアプリ開発をより容易に行うことができます。


また、既存のアセットをアップルのエコシステム内でネイティブに使用できるusdzに変換できる他、アップルのアプリ開発ツールXcodeを使って追加で編集を加えたり、新たなアプリ開発に活かすこともできます。


様々なAdobe製アプリを用いて、高品質なARコンテンツを制作可能に


Adobeアプリ


アップルの「ARKit」が登場したことにより、普及率の高いiPhone/iPadなどのモバイルデバイスで、高品質かつ高機能なARアプリがプレイできるようになりました。


今後、さらに多くの開発者がARコンテンツ開発に乗り出し、様々なアイデアを活かした面白いARアプリが登場しそうです。


それに伴って、ARコンテンツの開発環境が従来よりも便利化、効率化し、高品質なコンテンツを制作できる環境が求められています。


「Project Aero」は今後のこうしたニーズに応えるものとして登場しました。PhotoshopやDimensionなどの、画像編集やモデリングに特化したアプリをARコンテンツ制作において簡単に使うことができます。


これによって、まるで現実世界で実際に存在するかのようなフォトリアルな3DモデルをAR表示することが可能になります。








詳細は今秋開催のAdobe MAXカンファレンスにて発表


今回Adobeが発表した「Project Aero」に関する情報はプレビューであり、アプリは現在も開発中と思われます。


プレスリリースによると、詳細は今秋に開催されるAdobeのクリエイティブカンファレンス「Adobe MAX」にて公表するとのことです。


同イベントは10月15~17日にかけてロサンゼルスにて開催される予定です。


アートフェスティバル「Festival of the Impossible」に出展


Adobeは、「Project Aero」を用いることによってどのようなARコンテンツを制作できるかを体験できるよう、サンフランシスコにて開催されるアートフェスティバル「Festival of the Impossible」に出展します。


これはVR/ARを用いて制作した作品を展示するフェスティバルで、合計で15名のアーティストが参加します。


「Project Aero」の開発にあたって、Adobeは同社の事業部すべてを横断して検討し、アプリを構築したとのことです。


デザイナーや開発者にとって、ハイクオリティなAR体験を作り出すための大きなサポートとなりそうです。また、今後のAR制作において大きな役割を果たしそうであり、続報に注目されます。


まとめ


ARでは現実世界に3Dモデルを直接重ねて表示するので、3Dモデルのリアルさがコンテンツの質に大きく影響します。


「Project Aero」では、まるで実際に存在しているかのようなフォトリアルな3Dモデルの制作をより容易に行うことを可能にするアプリで、期待できます。


また、PhotoshopやDimensionなどの他のAdobe製品とシームレスに統合できるという点も大きく、ファイルのインポート・エクスポートなど、従来は手間がかかって面倒だった作業も大幅に効率化されそうです。


【関連リンク】

Adobe公式ブログ









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