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リアルなスカッシュが体験できるHTC Vive用アプリが11月に登場予定


VR Squash 2017


VRゲームには、リラックスして物語を楽しめる作品もあれば、激しいアクションが持ち味のスピード感に溢れる作品もある。スポーツをテーマとした作品は後者が多く、ゲームによっては激しい運動をしたのと同じくらいカロリーを消費できるものもあるという。


一般的なスポーツゲームでは、スポーツをテーマとしていてもテレビゲームとしての楽しさを重視して様々な味付けが行われている。そのため、本当にそのスポーツをするのとはかなり違った体験になってしまっていることが多い。


しかし、来月HTC Vive対応で発売されるスカッシュゲーム『VR Squash 2017』はリアルな挙動が特徴だという。ラケットに当たったボールの動きや音も現実を再現したものになっているので、本当にボールを打っているかのような感覚が味わえるはずだ。


VR Squash 2017



リアルなスカッシュ体験


VR Squash 2017を特徴付けているのは、リアルな物理法則の再現だ。


ゲームによってはボールが壁に張り付くようなバウンドをしたり、当たったときの勢いに関係なくラケットに触れた瞬間に加速したりといったことも起きる。こうした不自然な物理現象を目の当たりにするとゲームから現実に引き戻されてしまうものだ。


その点VR Squash 2017は現実でスカッシュをする感覚をVRで体験できるようにデザインされており、リアルな挙動にこだわっているという。ゲームの方向性としては、卓球ゲームの『Racket Fury』などと近いかもしれない。しかし、こちらはそれよりもさらにリアル寄りだ。


地味な絵面


リアルを追求した結果、犠牲になってしまったのが画的なインパクトだ。画面には実際のスカッシュに近いコート(サイズは世界スカッシュ連盟の公式規格に則っているという)があるだけで、相手プレイヤーの姿もラケット以外は描かれていないシンプルなものとなっている。


トレイラー動画やSteamのストアページで公開されているスクリーンショットを見ても、見た目の派手さはない。ゲーム的なエフェクトはボールの見やすさを向上する軌跡の表示くらいで、ゲームならではの必殺ショットなどは確認できない。


4人の対戦相手と異なる4種類のマップがあるとされているが、それでも地味さは否定できない。コートのサイズは公式規格で決められているので、変化するのは色や材質くらいになるだろう。また、特にストーリーも用意されていないようだ。


この点は、主人公もライバルたちもロボットという世界観がきっちり存在するRacket Furyと異なる点だ。


マルチプラットフォーム・マルチプレイヤー対応?


現時点では、11月21日にSteam上でHTC Vive向けに発売されるということしか分かっていない。金額は不明であり、発売時はシングルプレイモードしか搭載されないようだ。


しかし、公式サイトの記載を見ると将来的にはマルチプレイヤー対応のアップデートが行われるようだ。対戦相手の姿は見えないのでアバターカスタマイズ機能は搭載されないが、代わりにラケットをカスタムできるようになるという。


対応プラットフォームについても公式なアナウンスは行われていないが、HTC ViveだけでなくOculus Riftやその他のVRヘッドセットに対応されることも考えられる。


VRでスポーツゲーム


ヘディングでオブジェクトを壊してスコアを獲得

ヘディングでオブジェクトを壊してスコアを獲得


遊べるVRスポーツゲーム


VRデバイスを使えば、ボクシング、野球、テニスなど多くのスポーツをテーマにしたゲームを楽しむことができる。


中にはスポーツの試合全体ではなく、一部を取り上げてゲームとして遊べる要素を追加した『Header Goal VR: Being Axel Rix』のような作品もある。Header Goal VRもボールの挙動をリアルにすることにこだわった作品だというが、ゲーム内容はサッカーボールで巨大なゾンビまで倒してしまう楽しげなものとなっている。


運動になるVRスポーツゲーム


運動量が多いVRのスポーツゲームとしては、過去に紹介した『Thrill of the Fight』がある。リアル寄りのボクシングゲームなのでVR Squash 2017同様に画面の派手さはないが、Steamでの評価が高い作品だ。


価格は定価で980円と手頃だが、アップデートも頻繁に行われている。システムや敵AIの調整だけでなく、ハロウィンに合わせてゾンビやかぼちゃの被り物をした対戦相手も追加されているようだ。


このボクシングゲームは他のVRゲームと比べても非常に運動量が多いらしく、Virtual Reality Institute of Health and Exerciseが調査したゲームの中で最も時間あたりの消費カロリーが大きいという。カロリー消費ではダッシュに匹敵するほどなので、ダイエットのためにVRゲームをプレイするなら挑戦してみる価値はあるだろう。


VR Squash 2017の位置


VR Squash 2017の立ち位置は、後者に近いと思われる。


未発売のゲームなのでどの程度の運動量になるのかは不明だが、スカッシュはあまり広くないコートの中を激しく動き回らなければならないスポーツだ。コートを囲む壁を使ったプレーが可能なのも特徴で、点数を取るためには相手を振り回しつつ自分はボールの動きに付いていくことが求められる。


ボールの動き以外の部分でもリアルなスカッシュの感覚が再現されているとすれば、本気で汗をかくことのできるゲームになるだろう。現時点ではシングルプレイ専用で対戦相手が4人とやや物足りないが、マルチプレイへの対応や対戦相手の追加が行われるかもしれない。


体験する機会が少ないスポーツのためかスカッシュのゲーム化作品は少ないため、代表的作品となれる可能性もある。


 


参照元サイト:VR Squash 2017

参照元サイト:Steam

参照元サイト:VR Focus


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