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ARKitによりARに対応するiPhoneは約3億8千万台


ARKit

世界最大のARプラットフォームになると言われるAppleのARKit


AppleがWWDC 2017で発表したARKitはiPhoneやiPadといったApple製のiOSデバイスに対応し、リリースされれば世界で最も普及したARプラットフォームになると言われている。


確かにiPhoneは人気のあるスマートフォンであり、特に日本では多くのユーザに利用されている。タブレット端末でも、iPadは他OSを搭載したものに比べて人気のある端末だ。


何十万人がARKitを使う、あるいは何百万台ものAR対応デバイスが世界に存在することになると言われているが、実際には何台くらいのARKitに対応予定のデバイスが現役で使われているのだろうか。


ARtillryでは、その推定台数が計算されている。


3億8千万台のiPhone


ARKit対応デバイスの広まり

ARKit対応デバイスの広まり(ARtillryの推計)


結論


ARtillryの計算が正しければ、現在利用されているARKitに対応可能なiPhoneは世界で3億8,100万台だ。


この数字は、2017年の終わりには5億500万台、2020年末時点では8億5,300万台まで増加するとされている。


詳細


この台数はiPhoneのみであり、iPadは含まれていない。


ARKitに対応するiPhoneとして計算されたのは、A9チップまたはA10チップを搭載するiPhoneだ。世代で言えばiPhone 6Sまたは6S+とそれ以降の世代が含まれる。


2015年に発売されていることと、2.5年間の製品サイクルから現在の数字が計算されている。


買い替えは2017年以降も同様のペースで続くと考えられる。現在旧型のiPhoneを利用しているユーザだけでなく、新たにiPhoneを購入するユーザもいるだろう。


iPhoneの販売台数は年々減少しているが、それでも世界で利用されるiPhone全体の数は緩やかに増加を続けると見積もられている。


ARtillryは、2018年の末までにARKitに対応しない古いiPhoneの大部分が買い替えられると予想している。2018年以降も継続して使われる旧型(発売から4年以上が経過している)iPhoneの台数は4,800万台と見積もられており、2020年にかけて限りなくゼロに近づいていくはずだ。


iPad


上記の数字にはiPadの台数が含まれていなかったが、ARtillryはiPhoneに比べればARKitに対応するiPadの数が少ないと考えている。


2017年末の時点で、予想台数は3,200万台とiPhoneの10分の1以下だ。これにはプロセッサや光学部品の違いが関係している。


また、iPadはiPhoneに比べると端末のサイズが大きく、重い。持ち運んで、様々なものにカメラを向けるというARアプリの用途により適しているのはiPhoneといえるだろう。


一方でiPhoneよりも画面のサイズが大きいという強みもあるため、この点を活かしたARアプリも開発されそうだ。


ARKit以外のAR



AppleのARKitが登場すれば、iPhoneとiPadが非常に大きなシェアを持つARデバイスになることは確実だ。


ARtillryの計算が正しければ、今年の末に5億4千万台のARkit対応デバイス(iPhoneとiPadの合計台数)が使われることになる。


AR業界に対するAppleの影響力が非常に大きいことは間違いないが、他にも同時期にARデバイスをリリース予定の企業が存在する。


Meta Meta 2


現実の風景にオブジェクトを重ねて描画できるARヘッドセットを開発しているのはMeta社だ。


同社が2017年の第3四半期に出荷予定のMeta 2は、マイクロソフトのMRヘッドセットHololensのライバルになり得る。


特に価格面でHoloLensに対して優位に立っており、HoloLensの3分の1以下というリーズナブルな価格で購入できるのがポイントだ。


生産・出荷が遅れる技術を盗まれる?とトラブルが続いていたが、第3四半期には出荷予定となっている。


Lenovo Star Wars: Jedi Challenges


Star Wars: Jedi Challengesは、ディズニーが発表したARデバイスおよびそのコンテンツだ。


発表時に公開されたトレイラー映像以上の情報はないものの、スターウォーズの世界をARで体験できるものになると思われる。


デバイスの開発はLenovoが担当しており、専用のアプリを起動したスマートフォンをゴーグルに固定して利用する形になるようだ。


 


2016年はVRデバイスが続々と登場した年だったが、2017年にはARデバイスの発表が続いている。


いずれ利用されるようになる未来の技術とされていたARが、日常的に見かける技術になるときも近いのかもしれない。


 


参照元サイト名:ARtillry

URL:https://artillry.co/2017/08/01/how-big-will-arkit-really-be-unit-forecast/


参照元サイト名:Upload VR

URL:https://uploadvr.com/380-million-iphones-are-arkit-compatible/


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