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PSVR用ヘッドホンシステム「Mantis」発売が8月1日に決定


Mantis

PSVRに取り付けられたMantis


VRヘッドセットの中で音に力を入れているデバイスと言えば、HTCのViveだ。HTCはVive用に別売のViveデラックスオーディオストラップを販売しており、先月の初めの発売直後に各国のストアで完売するほどの人気となっている。


アメリカ、イギリス、EU向けには7月10日からViveデラックスオーディオストラップの販売が再開されたが、今後は逆に日本で在庫切れとなっているようだ。


MantisはPSVR用のヘッドホンシステムで、ソニー純正品ではない。しかし、ゲーム機用のアクセサリを手がけるBionikがPSVRのためにデザインした製品だ。


Mantis


Mantis


8月1日発売


Mantisは当初今春の発売が予定されていたデバイスだが、ついに発売日が決定した。その発売日は8月1日である。


3月の時点ではBionikのオンラインストアにも発売日の情報がなかったが、現在は2017年8月1日と明記されている。価格は予定通り49.99ドル(5,630円)だ。


価格


HTCのViveデラックスオーディオストラップは、12,500円とMantisの倍以上の値段だが人気のデバイスとなっている。


発売当時は品切れするアメリカやEUを尻目に国内向けの販売が続けられていたが、現在は逆に日本向けのサイトで品切れしてしまっている。


Mantisの価格が抑えられているのはメーカー純正品ではなくサードパーティ製であるという理由に加えて、ヘッドホン部分だけのデバイスであることが挙げられるだろう。


Viveデラックスオーディオストラップはヘッドホンとしての機能だけでなく、Viveの重量を分散させて装着感を向上させるストラップとしての役割を持っている。


機能


PSVRの装着感そのものを大きく変えるようなデバイスではないが、Mantisを使うことでPSVRでのVR体験はより深いものになる。


PSVR本体にはユーザが好きなイヤホンやヘッドホンを組み合わせて使うことができるが、大型なものも多い高音質なヘッドホンを選ぶとPSVRと干渉してしまうこともある。だが、最初からPSVR用に設計されたMantisならその心配はない。


重量も軽く、音質を犠牲にすることなく装着時の首や耳の疲労を軽減することができるという。


VRゲームのプレイ中にケーブルに煩わされることもないので、専用ではないヘッドホンを使うときよりもゲームに集中することができるようになるはずだ。


BionikのAmir Navidはプレスリリースの中で、仮想環境に没頭することを可能にする製品としてMantisを紹介している。


VR体験を妨げるもの


TPCast

Viveを無線化するTPCastのワイヤレスアダプタ


VR体験の最中に、ユーザを現実に引き戻してしまう要素はいくつかある。VRコンテンツ制作者の工夫で避けられるものから、外部のアクセサリを必要とするもの、ヘッドセットそのものの改良が必要なものまで様々だ。


VR酔い


コンテンツ制作者が工夫することで避けられるものの代表がVRによる不快感だ。映像による視点の移動と、ユーザの身体が感じる動きの不一致がその原因の一つと言われている。


目まぐるしく視点が移動する映像、激しい光が点滅する映像などは不快感を引き起こしやすいため、避けるべきかもしれない。


ヘッドホン


ユーザがVRヘッドセットに合った形状のヘッドホンを選ぶことで緩和できるが、ヘッドホンがずれやすかったり、締め付けが強すぎたりすれば現実に引き戻される理由になるかもしれない。


現行のヘッドセットにViveデラックスオーディオストラップやMantisのような専用のヘッドホンシステムを付け加える方法が有効だ。


将来的には、ヘッドホンシステムを統合したVRヘッドセットが増えるかもしれない。


ケーブル


ケーブルの存在は、ソフトウェア的に対応できない要素だ。VRヘッドセットとパソコンを結ぶケーブルは、特にルームスケールのVRで問題となる。


せっかくプレイエリアを歩いて移動することができるのに、ケーブルにひっかからないように気をつけて動かなければならないのだ。


VRアーケードでは、この問題への対策として壁や天井をケーブルが通るようにブースを設計しているところもある。


TPCastやDisplayLinkは、ワイヤレスアダプタによってこの問題を解決しようとしている。専用のアダプタを装着することで、大きな遅延を発生させることなくワイヤレスでVRを楽しむことができるという。


低解像度


VRヘッドセットを付けると、どちらを向いても見えるのはVR空間の映像だけだ。そのためにVRならではの没入感が生まれるのだが、現在のVR映像は現実の風景と見分けられないほど解像度が高くない。


人間の目がものを見るときの限界と同じ解像度を持つVR映像が実現すれば、見た目では現実と区別の付かないVR体験が可能になるだろう。


 


現実並の解像度を持つディスプレイや全身でVRを感じられるフィードバック装置の開発にはまだ時間がかかるとしても、ワイヤレスアダプタや専用ヘッドホンシステムは既に発売されている。


こうした製品を利用すれば、VRヘッドセット単体で使うときよりも没入感のあるVR体験が可能になるはずだ。


 


参照元サイト名:Bionik

URL:https://www.bionikgaming.com/products/mantis


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