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事例から学ぶ!Webアニメーションのテクニックまとめ


本稿は、Studio by UXPinのブログ記事を了解を得て日本語翻訳し掲載した記事になります。


本記事は、Nick Babich氏によって投稿されました。


 


機能的で楽しいアニメーションは、現代のWebデザインの重要な要素の1つです。


インタラクションデザインの細部は、現代のWebサイトに根本的な違いをもたらします。アニメーションは、アプリケーションのステータス(現在の状態)をユーザーに伝えたり、ユーザーの注意を引いたり、ユーザーがアクションの結果を確認するのを助けたり、振る舞いに影響を及ぼすことさえできます。


ユーザー体験を向上させるにはWebサイトのどこどのようなにアニメーションを追加したらいいか、次にいくつかの例を紹介します。


 


プログレッション


アニメーションの読み込み


Webアニメーションの最も一般的な使い方の1つは、読み込み時間中にユーザーの気を紛らわせることです。アニメーションを使用すると、ユーザーの時間感覚に影響を与えて、実際よりも短く感じさせることができます。あなたがソースコードを短縮できないなら、待ち時間がなるべく楽しくなるよう努めましょう。


アニメーションの読み込みはシンプルなものがベストです。音などの追加的エフェクトは必須ではありません。


優れたアニメーションはユーザーを魅了します。待ち時間に面白い体験があれば、ユーザーは読み込み時間も気にならないでしょう。



画像クレジット:Thomas Bogner


読み込み時間が短い場合でも、楽しいアニメーションの読み込みがあると、待ち時間にちょっとしたエンターテイメントを提供できるでしょう。


 


プログレス(進捗)アニメーション


線形のアニメーションは、進捗を表示できます。ローディングバーは、このタイプのアニメーションの最も一般的な例です。


しかし進捗を表すアニメーションは、段階的な線形プロセスにも使用できます。



画像クレジット:Joshua Sortino



 


スケルトンスクリーン


スケルトンスクリーンとは、空白のページに徐々に情報が読み込まれる手法です。スケルトンスクリーンのアクションにより、情報は画面上に徐々に表示されるため、リアルタイムで処理が進捗しているという感覚を作り出します。


ほとんどのWebサイトでは、スケルトンスクリーンとアニメーションを組み合わせて使用することで、読み込み時にユーザーの関心が離れないようにすることができます。



 


ビジュアルフィードバック


ユーザーのアクションに対するアニメーションによるフィードバック(応答)


優れたインタラクションデザインは、ユーザーがインタラクションの結果を視覚的に理解できるように、それを伝えるフィードバックを提供します。


Webサイト訪問者にとって、サイトのどの要素がインタラクティブであるか、またどのようなインタラクションが起こるかを予想できないことは混乱の原因となります。こうした問題を解決するには、インタラクションをクリアで理解しやすいものに設計しましょう。


 


デスクトップにはホバーアニメーション/モバイルにはエレベーション(奥行き)


要素がインタラクティブであることを示す方法としてビジュアルフィードバックを使う場合、ホバー効果は最も一般的な例の1つです。



ユーザーは要素の機能性が気になるとき、その要素の上にマウスを移動する傾向があります。ホバーアニメーションはユーザーが直感的に分かりやすい設計にしましょう。


 


しかしモバイルデバイスにはマウスカーソルがないため、ホバー効果を使用できません。


つまり、ボタンや他のインタラクティブな要素をユーザーにタップしてもらうためには、それより先に「インタラクティブな要素であること」を視覚的に表示し、インタラクションの直後にフィードバックを返す必要があるのです。


このようなフィードバックは、ユーザーに彼らのアクションがレスポンスのトリガーとなったことを知らせることができます。例として、以下のボタン要素はアクティブな状態になると、下に押されたように見えます。



画像クレジット:Vadim Gromov


陰影効果は、要素が「タップ可能であること」を示します。


 


ユーザーの注意を引く


人間の目が動きに引き付けられることはよく知られています。このことを応用すればアニメーションは、ユーザーの注意を引き、ユーザーが実行するアクションを促進するのに最適なツールとなるでしょう。


たとえば、入力フォームはアニメーションで効果を高めることができます。正しいデータが入力されたときには、完了時に「うなずく」アニメーションを導入し、誤ったデータ入力を拒否するときには、「首を横に振る」アニメーションを導入できます。


ユーザーは、このようなアニメーションの意味を即座に理解できるでしょう。



画像クレジット:MichaëlVillar


入力フォームは「首を横に振る」アニメーションを表示します。


 


ナビゲーション


最近のトレンドは、ハンバーガーメニュー(三本線のアイコン)などのボタン要素がクリックされたときに、隠されたナビゲーションメニューが現れるデザインです。


アニメーションは、2つのステータスの間の連続性を示し、不自然な遷移を避ける上で不可欠です。遷移が優れた設計であれば、ユーザーはどこに注意を向けるべきかを明確に理解することができます。



アニメーションを使用すれば遷移をよりはっきりと表現できるため、ユーザーの利用開始時と利用終了時の間に何が起こったのかも明らかになります。


以下は、Brian Hoff DesignのWebサイトの例です。ユーザーが円で囲まれた矢印ボタンをクリックすると、大きなメニューボックスが右から現れます。このような「ポップアウト」効果のアニメーションは、メニューが画面の外からスライドしているかのように見せて、インタラクション全体をスムーズに実行します。



アニメーションはステータス(状態)間の点と点をつなぎます。


 


ハードカットではない状態変化


遷移は、状態の変化を示すために非常に重要です。


Adrian Zumbrunnen氏は「UXデザインにおけるスマートトランジション」という記事で、ページ内の別のセクションにつながるリンクがクリックされたときに、アニメーションがコンテキストを維持するのにどれほど役立つかについて、素晴らしい例を紹介しています。


比較対象として、ハードカット(一つ画面から別の画面へ遷移なしに一気に移動すること)に感じられるこの静的で急な変化を見てください。



突然の変化ほど不自然に感じられるものはありません。このようなインターフェースの変更は、ユーザーも処理が難しいと思うでしょう。


 


アニメーションによる振る舞い



アニメーションを加えることは、「生命感を与える」ことです。


後者のナビゲーションの例は、微かなアニメーションを使用しているため、ユーザーはWeb上の記事のどのセクションを読んでいるかを相対的に把握することができます。


 


クリエイティブな効果


クリエイティブなアニメーションは、ユーザー体験を真に楽しく思い出深いものにします。エンターテインメントをインターフェイスにもたらすことができます。


ストーリーテリングのためのロングスクロール


デザイナーは、トップの画面領域を重要な情報でいっぱいにすることに集中していました。しかし幸いなことに、現在このルールは絶対的に正しいものではないとされています。


実際に、「Webページ上でユーザーの注目の約66%は、トップの画面領域の下に向けられている」と言われています。ユーザーの注目がページの上から下へ移動するとき、スクロールはインタラクションデザインの重要な要素としての役割を持ちます。


アニメーションによるストーリーテリングは、退屈になりがちなインターフェースにユーザーとの感情的な結び付きを加えることができます。一般的によく使用されるパララックス(視差効果)アニメーションの代わりに、より繊細な設計を試してください。


 


まず、Webサイトをスクロール可能な部分に分割します。各部分内でアニメーションを使用してコンテンツを紹介できます。


以下の例のアニメーションは、シンプルなアートのイラストレーションをアニメーション化することで、コンテンツに「生き生き」とした雰囲気を与えます。



画像クレジット:Le Mugs



結論


デザインは、単なるビジュアルプレゼンテーション以上の意味を持ちます。デザインとはインタラクションです。アニメーションはコミュニケーションにとって重要です。


私たちは、Webにはインタラクティブな本質があることを受け入れ、それをデザインの自然な一部分と考える必要があります。


 


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