愛猫との暮らしもそろそろ8年。愛情が冷めたわけでは決してありませんが、気がつくと、あれ、今日は猫をまだナデナデしてない…。という日がありませんか？
飼い主さんが忙しくて猫のご飯を忘れても、猫は自分でご飯を用意することはできません。爪とぎやおもちゃを、猫が自分でAmazonで選んで買うこともできませんよね。
あまり手がかからない、と言われる猫のお世話も、愛猫に健康で長生きして欲しい！と思えばやっておきたいことは色々あります。
愛猫のお世話、他の飼い主さんはどんなことをしてあげているのでしょうか？今回は、15年以上猫を長生きさせている飼い主さんに、「これはオススメ！」というお世話の方法を聞いてみました。
■綿の手袋で毛づくろい
「うちのニャン太はブラッシングが大好き。でもブラシを使って毎日ブラッシングすると皮膚を痛めないか心配でした。色々試した結果、綿の手袋を猫用のブラッシングスプレーで湿らせて、その手袋をはめてニャン太の顔まわり、爪の間、身体中をくまなく撫でるようにしました。
この方法ならブラッシングで取りきれない細かい部分の汚れも取れるし、手袋をしているので、万が一の猫パンチも予防できて一石二鳥です。」
これはキジトラのニャン太くん19歳の飼い主さんが教えてくれた方法です。このポイントは「綿」の手袋を使うこと。他の素材の手袋を使うと、ゴワゴワしたり、ゴムの場合は匂いがきついなど、ニャン太くんの好みに合わなかったそうです。
■全ての部屋に専用の猫ベッドを置く
「我が家のモモが腎臓病を患ってから3年になります。腎臓病は体がだるくなる、と聞いて、家の全ての部屋に専用の猫ベッドを置くようにしました。全ての猫ベッドにモモが使っているお気に入りのバスタオルを敷き、安心して眠れるように配慮しています。」
なるほど、病気の猫の場合は、このように寝られる場所がたくさんあると猫も嬉しいでしょう。押し入れに1箇所、高さのあるキャットタワーの上に一箇所、外が見える窓辺に1箇所、と猫の気分を変えられるようにベッドを置く場所にもこだわっているとか。さすがですよね。
■たっぷり可愛がる
「保護施設から引き取った我が家の愛猫、しまじろうはとても寂しがり屋。あまりにも後をついてまわるので、動物病院の先生に相談したところ、「分離不安症」かもしれない、と言われました。
幸い自宅で仕事をしているので、全ての部屋のドアを開けっ放しにして常にお互いの姿が見えるようにしています。
そして空いた時間はしまじろうを膝に乗せて喉を撫でたり、レーザーのおもちゃで一緒に遊んだり。たっぷり可愛がるようにしたら、いつの間にか1匹でも過ごせるようになりました。」
生後すぐに母猫から引き離された猫に多い「分離不安症」。これは人でも犬でもよく聞く症状です。あまり酷い場合は抗不安薬を処方されることがありますが、まずはたっぷり可愛がることが1番。
しまじろうの飼い主さんが在宅で仕事をしていてラッキーでしたね。
■香りを楽しませる
「猫と暮らしていると分かりますが、猫は常にクンクンと匂いを嗅いでいますよね。うちのミイも常に部屋のあちこちを歩きながら匂いを確かめています。
アロマテラピーは猫に良くない、と言われていますが、猫も匂いで癒されるかも？と思い、時々ヒノキのお香を火をつけないで置いて置いたり、猫が好きなまたたびの匂いを嗅がせたりしています。」
猫にまたたび。これは喜ぶ猫は多いでしょう。私も時々、猫の爪とぎの上にまたたびの粉を振りかけてあげます。よだれを垂らして喜ぶ姿はちょっと心配になってしまうほど。
猫は好奇心が旺盛です。窓を網戸にして外の匂いを感じさせてあげたり、猫が好きそうな匂いを用意してあげると猫もリラックスするのではないでしょうか。
■最後に
いかがですか。みんなが「これはオススメ！」という愛猫のためにやっている事とは。もちろん、「定期的に健康診断に行く」「毎日歯磨きをさせている」というのは基本、という飼い主さんも多いようです。
我が家の場合は「爪を切るときは大好きなおやつで気をそらす」というのがオススメの方法です。爪切りが苦手、という方は、まずは愛猫が大好きなおやつを用意し、ペロペロと食べているときにすかさずパチン、と爪を切ってみて下さい。
これは2人体制でやるのがコツです。1人が猫を抱っこしておやつを食べさせる、もう一人がハサミを構えてチャンスを狙うのがポイント。ぜひやってみて下さいね。
