そもそも犬が人になつくのはなぜ?

Adorable brown and white basenji dog smiling and giving a high five isolated on white

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人間になついて信頼関係が築ける動物の中でも、犬は特に人間と強力なパートナーシップを築けるといわれています。

人間と犬との交流の歴史はかなり古く、古代の遺跡跡から人間と寄り添う犬の骨が出土したり、古代文明の壁画に犬と生活する様子が描かれていたり、日本では縄文時代から犬は家族の一員になっていたと言われており、人間と犬は長きに渡って交流を持ってきました。

しかし野生動物として暮らしていたのに、どうして人間になつくようになったのでしょうか?

どういう経緯で犬が人間に飼育されるようになったのかについてはまだ謎が多いそうですが、おそらく人間の生活圏内の近くにオオカミがテリトリーを持って生活していたときに、人間の食べ残しやごみをあさったりして、徐々に距離が近づいたのではないかといわれています。

警戒心が強いオオカミですが、何度も人間の居住区に近寄って人間と交流を重ねるうちに、オオカミの群れの中でも警戒心や攻撃性が低く、従順な性格のものが犬として飼育されるようになり、人間になつくようになったのではないかというわけです。

人間になつくようになった犬は、狩りなどの日常生活の中で、お互いにサポートし合えることに気が付き、現在のような共生関係を築いていったともいわれています。

人間は犬という相棒を得たことでより多くの仕事を効率的におこなえるようになり、犬は安定的な食事の確保と安全な寝床を得られるようになりました。

長い年月を共に過ごし助け合って生活するうちに、人間と犬には強い信頼関係が生まれ、初めは仕事のパートナーとして、のちに現在のように家族の一員として暮らすようになりました。

犬になつかれるためには?

Happy dog with woman

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犬が大好きでも、犬から必ず好かれるわけではないですよね。

自分の飼い犬以外ともすぐに相思相愛になる人と、そっけなくされてしまう人の間にはどんな違いがあるのでしょうか?

犬にも、人間のように接しやすいと思う人や好意を持ちやすいタイプがあります。

犬から熱烈になつかれる人は、知らず知らずのうちに犬の好感度ポイントを押さえているのでしょう。

果たして犬にとってのいい人ってどんな人なのでしょうか?

それは犬への正しい接し方を心得ている、犬にとってのマナーをわきまえている人といえるでしょう。

「大好きな犬ともっと仲良くなりたい!」「いろんな犬からなつかれたい!」と思っているあなたに、犬からの好感度が劇的にあがるポイントや接し方のマナーをご紹介します。

あなたの性別は?

犬に好かれるポイントに、実はあなたの性別が関係あるって知っていましたか?

それに加えて、あなたがなつかれたいと思っている犬の性別はどちらですか?

実は、犬が初対面で好意を持ちやすいのは異性だといわれています。

オス犬なら女性、メス犬なら男性ということですね。

特にオスは男性よりも断然女性になつきやすいそうで、おそらく女性のにおいやフェロモンのようなものを感じて、好ましく思うのかもしれないとのことでした。

そのためオスは男性に対してはライバル意識を持ちやすく、相性が良くない場合はなつくのに時間と努力が必要なこともあるそうです。

でもあなたの性別は犬と仲良くなるのに有利になりますが、同性では仲良くなれないというわけではないので安心してくださいね。

犬にとって人間の性別は、人間が初対面で感じる第一印象のようなものです。

そのあとの行動でいくらでも挽回できます!

そのほかに子犬などは女性になつく傾向が高いようです。

それは女性の方が声が高く、優しい口調で話しかけることが多いのが理由ではないかと言われています。

子犬は、低い声で話されると威嚇されたり怒られているように感じてしまい、反対に高い声を聞くと褒められているように感じ、安心し甘えやすいそうです。

これは成犬になってからも同じ感覚を持っていることが多いので、仲良くなりたい犬にはなるべく高めのやさしい声でゆっくり話しかけてみてくださいね。

立場をはっきりさせよう

犬になつかれる人って「ご飯をくれる人」「遊んでくれる人」「散歩に連れていってくれる人」の中でどの人だと思いますか?

どれも犬が喜ぶことをおこなってくれるので犬からなつかれると思いますが、犬が一番信頼し、しかもなつくのは自分のリーダーです。

リーダー以外の家族のことも仲間と思っているものの、リーダーには全力で甘えて信頼していることを示してくれます。

あなたの家の愛犬はあなたを家族のリーダーだと思っていますか?

犬は家族をよく観察して、その力関係をよく把握しています。

また自分は家族のどの順位なのかにも敏感です。

リーダーが誰なのかはっきりしていないと、犬は自分がリーダーになろうとして〝単なる遊び相手“と思っている家族の命令を聞かなくなることもあるでしょう。

犬がはっきりリーダーを認識するには、飼い主さん側は愛犬をかわいがるだけではなく、一貫性のある指示を出すこと、犬から頼りがいがあると思ってもらえるような堂々とした態度などで示せます。

ほかには自分をよく褒めてくれる人や愛犬とアイコンタクトを取る回数が多い人を、自分よりも上の順位だと思うそうです。

犬から頼られる人=信頼できるリーダーだと考え、犬は指示に従いながらもあなたによくなついてくれるでしょう。

明るい表情が大事?

Corgi dog smile and happy in summer sunny day

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人間の表情を読み取ることのできる犬にとって、表情が少ない人に対してストレスを感じることがあります。

なぜかというと、犬はサービス精神旺盛な動物です。

一緒にいる相手に「喜んでほしい!楽しんでほしい!」と思っています。

それなのに楽しんでる様子が伝わらないと、「もしかして嫌われているのかな?楽しくないのかな?」と心配になってしまいます。

いくら行動ではかわいがられていても犬は不安を感じてしまい、どうしたらいいのかわからなくなってしまうのでしょう。

一緒に楽しく過ごしていることが相手の表情から分かりやすく伝わると、「この人は一緒にいることを喜んでくれている、楽しい!」と思って、犬からの好感度もアップしていきます。

犬と仲良くなるために、まず笑顔でたくさんコミュニケーションを取りましょう。

犬とコミュニケーションが上手に取れると私たちもうれしいですが、犬たちも人間の言いたいことを理解できたことをうれしく思ってくれます。

犬が分かりやすいように「好きだよ!」というサインを出すことで、犬からも安心感を持ってもらいやすくなり、もっとなついてくれるようになるでしょう。

声のかけ方もポイント

犬は人間と言葉を交わせるわけでも、言われる意味をすべて理解しているわけではありませんが、人間の感情や気持ちを上手にくみ取ってくれます。

相手が今どんな気持ちなのか、喜んでいるのか悲しんでいるのか、人間同士より敏感に察知しているかもしれません。

犬たちはなにから判断しているのでしょうか?

それは人間の声の調子や表情、自分に対する態度などから判断しています。

人間が「犬を苦手だな…。」と感じたり怖いと思っていると、声の調子や話し方からその感情が伝わってしまい、さらに緊張が伝わって犬も緊張してしまったり、少し警戒してなかなか近づかなかったりするので、犬からなついてもらうのは難しいでしょう。

苦手を克服したい方は、少し意識して高めの明るい声で話しかけるといいかもしれません。

低い声やぶっきらぼうな話し方で犬に接すると、言葉が分からない犬にとっては威圧的に叱られているように感じます。

またなるべくやさしくゆっくりした調子で話しかけてみてください。

犬は徐々に緊張をゆるめ、あなたに近づいてくれるでしょう。

犬は落ち着いた雰囲気の人が好き!

 Young man sleeping with a dog

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かわいい犬を見かけると、テンションが上がってつい駆け寄りたくなることもあるでしょう。

しかし犬は基本的にテンションの高い相手に苦手意識を持っています。

子供が苦手な犬が多いのもこのためです。

人間同士でも同じように、ほとんどの犬が初対面の人に対しては緊張を感じます。

初対面の犬に自分から近付くのではなく、犬が近付いて来るのを待てる人は、犬から〝マナーのある人“と思われるので、なつかれやすい傾向にあります。

また犬が興奮していても、やさしく落ち着かせてくれる人に犬は好感を持ちます。

急に動いたり、大きな声を出して犬をびっくりさせたりしない、せっかちではないおおらかなタイプともいえるでしょう。

ゆっくりとした穏やかな話し方や優しく落ち着いた雰囲気の人に魅力を感じるようで、犬は自分から近づいて挨拶して、自ら接触しようと行動してくれることが多いですよ。

情報提供元:mofmo
記事名:「【犬があなたになつく方法5つ】しつけじゃダメ!誰にでもできる犬がなつく方法とは?