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どうしたらいい?新しいワンちゃんのニューオーナーシンドローム!


ワンちゃんのニューオーナーシンドローム

Litter of Terrier Mix Puppies Playing in Dog Bed Outside on Wooden Deck

Anna Hoychuk/shutterstock.com

ニューオーナーシンドロームとは「新しい飼い主」症候群の事です。直訳しただけではすこし分かりづらいかもしれませんね。ニューオーナーシンドロームとはペットなどの飼い主が変わったときに起こりやすい症状の事なのです。その症状はワンちゃんにも起こります。

皆さんは新しくワンちゃんを飼いたいとき、どうしますか?大抵の場合は、ペットショップから購入したり、他の飼い主さんから譲り受けたりするものではないでしょうか?

そうすると、ワンちゃんにとっては飼い主が変わることになりますよね。その時から、新しい飼い主さんと新生活がスタートするわけです。新生活には新しい環境、新しい飼い主、新しい体験などが山盛りです。そのような大きな変化はワンちゃんにストレスを与えることがあります。

そのストレスはワンちゃんの身体に直接悪影響を与え、様々な症状となって表れてくるでしょう。それらの症状を総合的にニューオーナーシンドロームと言うのです。

ニューオーナーシンドロームの症状

Border collie / australian shepherd dog on couch under blanket looking sad bored lonely sick

Lindsay Helms/shutterstock.com

ニューオーナーシンドロームにはどのような症状があるのでしょうか?

ワンちゃんを新しく飼い始めた時には、これから紹介する症状に敏感であるようにしましょう。それらの症状があらわれるなら、いくらかの対策が必要となるかもしれません。場合によってはかなりの大きな問題を抱えることもあります。体調の変化には十分注意したいものですね。

軟便・下痢

比較的表れやすく、察しやすい症状だといえるでしょう。柔らかいうんちが出たり、下痢になったりするかもしれません。

そのような症状が観察されたなら、しばらく様子を見るようにしましょう。おなかの調子は変化しやすいものです。ニューオーナーシンドロームになると、1度だけでなく軟便や下痢が継続するはずです。

嘔吐

ごはんを食べた後に、食べたものを吐き出すことがあるでしょうか?また食後でもないのに、胃液や胃の中の残留物を吐くことがあるかもしれません。嘔吐も要注意です。変わったものを食べたわけではないのであれば、それはストレスから来ているのかもしれませんね。

下痢や嘔吐がある場合に気を付けたいことは水分不足です。ワンちゃんによっては、あまり水分を取りたがらない子がいることでしょう。下痢や嘔吐が続くと体内の水分が排出され続けることになります。無理のない範囲で水分をしっかりと取れているかも気にかけてあげましょう。

食欲不振

「新生活が始まってから、ほとんどごはんを食べてくれない」また、「最初は食べてくれていたものの、急に食べなくなった」などの様子が観察されるでしょうか?これらもニューオーナーシンドロームの1つです。

様子を見ることは大切です。それでもごはんを食べない場合には、工夫を施してみるのはいかがでしょうか?ドッグフードの種類を変更してみたり、手作りのごはんをあたえてみたりすることも出来るでしょう。

ペットショップや以前の飼い主に今までどんなご飯を食べてきたのかを聞いてみても良いでしょう。今までと同じごはんであれば、食べてくれるようになるかもしれません。

食欲不振で気を付けたいのは、症状が長引くことです。特に幼いワンちゃんたちはたくさんのエネルギーを必要とするものです。何日もごはんを食べなければ栄養失調になってしまうことでしょう。

その場合は獣医さんに相談してみてください。高カロリー高栄養の栄養補助食品で対処することが出来るかもしれません。

元気がなくなる

急に元気がなくなることもあり得ます。新生活が始まってすぐに伏せってしまうこともあるでしょう。また最初は非常に興奮していて、何をするにしても嬉しそうだったかもしれません。そんな様子が急に変化することもあり得ます。

元気がない場合は、同時に「ごはんを食べているか」「排泄は正常か」「睡眠を取れているか」などを確認してあげましょう。それらに問題が無い場合は、身体を触診してみるのも良いでしょう。触られることを嫌がるのであれば、何らかの病気を抱えているのかもしれません。

ワンちゃんの元気がない時は、なんとか元気を出してあげようと一層構ってあげようとするかもしれません。しかし、それは逆効果であることが多いです。まずは、そっとしてあげて、様子を観察してください。

症状が続くのであれば、病院に連れて行ったり獣医さんに相談したりしましょう。

病気になる

ワンちゃんたちが病気になってしまうこともあります。免疫力が低下することによって、外部からの感染症にかかってしまうかもしれません。また、体内に隠れていたものが、新生活をきっかけとして発症することもあります。

元気がないワンちゃんであれば、病気を抱えている可能性がありますね。早めに獣医さんに相談したいものです。

死んでしまうことも!?

滅多にないことですが、ニューオーナーシンドロームによって死んでしまうワンちゃんもいるのです。心と体に強い負荷が掛かることによって、体調は変化します。

特に幼いワンちゃんたちはそのような体調の変化が起こりやすく、またその影響も受けやすいものです。血糖値などが急激に低下することで死につながることもあり得るのです。

ここまでの悲惨な結果には、過程があるはずです。早めに体調の変化に気付いてあげたいものですね。

ニューオーナーシンドロームの原因は?

Cute White Dog with Black Spots Wrapped in Sweater

Anna Hoychuk/shutterstock.com

ニューオーナーシンドロームの症状をいくつかご紹介することが出来ました。本当に様々な症状として表れるのですね。原因は何なのでしょうか?症状は様々ですが原因自体は非常にシンプルなものです。

ストレスが原因

ニューオーナーシンドロームの原因はストレスです。
ワンちゃんの飼い主が変わるということは、すべての状況が変わるということです。私たち人間でも引っ越しすることでストレスを抱えることがありますよね。

新しい家、異なる気候、新しい職場や学校、新しい人間関係などは強いストレスを与えるものです。ワンちゃんが経験する変化はさらに大きいものです。自分の家族までもが変わってしまうのですから、そのストレスは大きなものです。

新しい飼い主との関係も抱えるストレスに影響を与えるものでしょう。今までと同じような接し方をしてくれることはほとんどないでしょう。それらの変化に戸惑うこともあります。

新しい飼い主も張り切っていたり、正しい方法のお世話の仕方が分からなかったりしますよね。それらも総合して、ストレスを与えるものとなるのです。

強いストレスはワンちゃんの身体に影響を与えてしまいます。この影響はワンちゃんによって異なります。程度も症状もワンちゃんによって違ってくるでしょう。

環境の変化が与える影響

環境の変化にはどんなものがあるでしょうか?大きなものとして、住処、飼い主が変わるでしょう。それらが変わるということは、食べるもの、周囲のにおい、周囲の音、見える景色が変化するということです。五感におけるほとんどすべて変わってしまうのです。

少しずつの変化であれば、容易に慣れることも出来るでしょう。しかし、1度にたくさんの変化を受け入れることは難しいものです。受け入れるための時間が必要です。

ワンちゃんにも自分のための時間が必要です。飼い主が変わることによって、自分ひとりの時間にも変化があるでしょう。

ワンちゃんがストレスを抱えてしまうのも当然の事と言えますね。

年齢

新しい飼い主を迎えるワンちゃんはどんな年齢が多いでしょうか?大抵の場合は幼いワンちゃんであることが多いのではないでしょうか?

飼い主さんも成犬をもらい受けるよりも、幼いころから育てることの方が多いはずです。特に、初めてワンちゃんを飼おうと考えている人は「幼いころから育てたい」という思いが強いでしょう。

たくさんの事を経験している成犬たちは、ある程度の変化に慣れています。しかし、幼いワンちゃんはあらゆる面で弱さが残っているものです。その時期の環境の変化は決してやさしいものではないでしょう。

ニューオーナーシンドロームが起こるのは、年齢も大きく関係していることが分かりますね。







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