人間とは身勝手なものである。


たとえば、若い人が高級車に乗っていると、「若者が生意気に」と言われる。
そして中年男性が、チューンしたスポーツカーに乗っていると「いい年して」と後ろ指をさされる。


つまりは「年相応」に振る舞えということになるが、これが非常に難しい。
人の好みは千差万別で、若くても地味なクルマを好む人もいれば、年をとっても童心を忘れないヤンチャな人もいるからだ。



なぜ年を取って国産スポーツカーに乗ると”いい年をして”と言われるのか?


そしてボクが思うのが、たとえば40代や50代の男性が、国産スポーツカーに乗っていると「いい年をして」と表現されることが多いようだ。


たとえば、オッサンが「ホンダ・シビック・タイプR」に乗っていると確実にそう言われる。
トヨタ86やスバルBRZをチューンして乗っていても同様だ。



それはなぜか?
オッサンは国産スポーツに乗ってはいけないのか?


こういった現象について、いつ、どうしてそうなったのかはわからない。


ただ、理由は2つあると考えている。


ひとつは「価格」だ。
一般的に、国産スポーツカーは、輸入スポーツカーに比較して割安だ(それでも最近の国産スポーツの価格上昇には驚かされるが)。


だから、若者は輸入スポーツカーではなく国産スポーツを選択する傾向が必然的に多く見られ、「若者+国産スポーツ」という組み合わせが見られる頻度が高まるにつて、「国産スポーツ=若者が乗るクルマ」と認知されるようになったのではないだろうか。


これに関連して…だが、価格が比較的安いこともあって、国産スポーツカーは輸入スポーツカーよりも台数が売れる。
そうなると中古市場にも多くのタマが出てくることになり、これもまた若者にとっては手を出しやすい選択だ。


その他、そもそもスポーツカーを購入しようと考える若者は「走り」を求め、購入後にチューンすることを考慮してクルマを選ぶ可能性もある。
そうなると、必然的に「パーツが豊富な」国産スポーツという選択になるのかもしれない。


【全文を読む】

あわせて読みたいオススメ記事

情報提供元: 外車王SOKEN
記事名:「 年齢を重ねて所得が増えると選択肢は狭まる?果たして「年相応」のクルマとは