ドイツ連邦陸運局(KBA)は2日、2017年10月の国内乗用車新車登録が27万2,855台となり、前年同月に比べ3.9%増加したと発表した。うち、個人顧客の割合は、全体の37.4%(前年同月比9.8%増)を占める。1~10月の累計は、前年同期比2.3%増の288万4,676台となった。



10月の燃料別の登録台数は、ガソリン車が前年同月比18.8%増(市場シェア:60.9%)と大幅に増えた一方、ディーゼル車は17.9%減(市場シェア:34.9%)となり、市場シェアは35%を割り込んだ。液化石油ガス(LPG)車は前年同月比24.6%増の304台、天然ガス車も同34.8%増の411台と好調だった。電気自動車は86.8%増の2,180台と大幅な2ケタ増。


ハイブリッド車も67.8%増の8,410台となり、うちプラグインハイブリッド車は99.1%増の2,885台を占めた。



ブランド別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同月比1.8%増の5万311台(市場シェア:18.4%)となり、2位のメルセデスベンツが6.9%増の2万6,625台(同:9.8%)で続いた。ドイツ勢は、MINI(15.8%増)、フォード(12.8%増)が2ケタの増加となった一方、BMW(9.1%減)、アウディ(7.0%減)、スマート(7.0%減)、オペル(1.2%減)は前年同月に比べ減少した。


国外ブランドでは、シュコダが前年同月比11.6%増の1万5,817台(市場シェア:5.8%)で最も多く、以下、ルノー(市場シェア:3.7%、2.0%増)、現代自動車(市場シェア:3.5%、6.5%増)となっている。また、テスラ(前年同月比78.9%増)、ダチア(同:40.2%増)、プジョー(同:37.8%増)は大幅な2ケタ増だった。


日本勢は、スズキ(34.9%増)、マツダ(14.7%増)が2ケタ増となったほか、トヨタ(9.0%増)、三菱自(3.6%増)も前年同月を上回った。これに対し、レクサス(35.6%減)、ホンダ(33.0%減)が大幅な2ケタ減。日産(5.4%減)、スバル(2.0%減)も販売を落とした。


生産・輸出台数、11%減も10~11月合わせた比較が必要



VDAによると、国内受注は10月が7%強の増加となり、1~10月の累計は1%超の増加だった。


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情報提供元: CL
記事名:「 ドイツ乗用車新車登録、10月は3.9%増加