暑さが厳しくなってくると、胃腸が弱って食欲が落ちる、体調が優れないなどの症状を感じることが多くなってきますよね。そんな時はスパイスの力を使って夏の疲れや不快な症状を吹き飛ばしましょう!今回は、栄養豊富なスパイスやナッツを組み合わせた中東に伝わる伝統食“デュカ”に注目。その効果や作り方、おすすめレシピなどを詳しくご紹介します。


デュカとは?

デュカとは中東発祥のミックススパイスで、ハーブやナッツ、スパイスを砕いて混ぜあわせたもの。パンや生野菜につけるディップソースとして使われるのが一般的で、何世紀も前から食卓に並んでいたそう。
ナッツやスパイスの持つ栄養価の高さと、さまざまな食材とも合わせやすく調理のバリエーションに富むことが大きな魅力です。食欲の落ちる夏こそ上手く活用したいミックススパイスといえますね。

簡単!デュカを手作りしてみよう

なんだか難しそう…と思いがちですが、材料さえ揃えば意外と簡単に手作りできるのがデュカ。お好みの材料で自分好みのフレーバーを楽しむこともできます。

-材料-


1) お好みのナッツ(アーモンドやカシューナッツなど) 50~80g

2) クミン 大さじ1

3) コリアンダー 大さじ1

4) フェンネル(なくてもOK) 大さじ1

5) 黒ゴマ 大さじ2

6) 塩 大さじ1/2

7) ブラックペッパー 大さじ1/2

-作り方-


1) フライパンに塩とブラックペッパー以外の食材を入れて炒り、香ばしいスパイスの香りが漂ってきたら火を止めて冷まします。

2) そのまますり鉢またはフードプロセッサーに移し、塩とブラックペッパーを加えて細かくなるまですりつぶしたら完成です。

※保存は直射日光や高温多湿の場所を避け、3週間を目途に食べきるようにしましょう。風味をより良く保つには、冷凍庫での保存をおすすめします。

デュカを使ったおすすめレシピ

手作りしたデュカを使った食卓を彩るおすすめレシピをご紹介します。

①オリーブオイルとともに

デュカとオリーブオイルを1:1を目安に合わせるだけ。中東でもよく食べられる組合せだそうですが、パンにつける、冷やっこにかけるなどさまざまなアレンジを楽しめます。
中でもおすすめは「デュカにぎり」。手のひらサイズのおにぎりを握ったら、表面にデュカをまぶし、オリーブオイルを数滴垂らすだけのシンプルレシピ。おにぎりの中にチーズを入れてちょっとリッチな気分を味わうのも◎。

②肉や魚のアレンジとして

メイン料理となる肉や魚などとの相性も良いデュカ。衣として直接まぶしてソテーや揚げ物にしたり、炒めた後に振りかけたりするだけでいつもの料理がエスニック調に変身。最後にバターやお醤油を少し加えると、風味がアップして食欲が増しますよ。

③いつもの調味料に一振り

市販のドレッシングやソース、ふりかけなどに一振りするのも手。普段の味からまた新たな美味しさを発見できます。味だけでなく、食感の変化や栄養を豊富に取り入れられることが嬉しいポイントですね。
食欲の落ちる夏だからこそ、体調や気分に合わせて、香りや味わいの変化を楽しめるミックススパイス“デュカ”。皆さんもぜひ食卓に取り入れてみてください。

情報提供元: Tonoel
記事名:「 中東の伝統食“デュカ”で夏の暑さに負けない体作り