抗酸化作用を期待するなら、濃い野菜を生で食べるのが基本。野菜に含まれる抗酸化物質を効率的に摂取することができます。もし調理しなければならないなら、抗酸化作用の減少が少ない焼くか蒸すかがおすすめ。もし似る場合には、煮汁もしっかり摂るようにしましょう。



抗酸化作用は色の濃い野菜に多い


抗酸化作用は色の濃い野菜に多く含まれているのはご存じのとおり。トマトに豊富なリコピンやにんじんに多く含まれるβカロテン、ナスに多く含有されているアントシアニンなどの効果によるものです。


ただし、こういった色の濃い野菜は調理方法にも注意が必要になります。もっとも抗酸化作用を最大限に生かす食べ方は、なるべく「皮ごと生で食べる」ことです。


そもそも抗酸化作用は、野菜が紫外線から自身を守るために増やす抗酸化物質に秘密があります。このため、紫外線を受ける皮に抗酸化物質は多く含まれます。皮を食べなければ、せっかくの抗酸化作用が期待できません。


抗酸化作用の減少を極力抑える調理


ポリフェノールやビタミンなど、野菜に含まれる抗酸化物質は熱に弱いものや水に溶け出してしまうものが多いもの。生で食べれば、調理によって抗酸化作用が減少することがありません。


どうしても調理しなければならないなら「焼く・蒸す」という調理方法がよいでしょう。水に溶け出すことがないため、抗酸化作用の減少を極力抑えることができます。


たとえばナスを煮ると、すぐに煮汁に紫色が染み出てしまいます。これこそが抗酸化物質です。このため、どうしても「煮る」という調理方法を選ぶ場合は、その煮汁も一緒に摂るようにしましょう。


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 抗酸化作用は色の濃い野菜を皮ごと生で食べる