ネギを首に巻くと風邪に効くというのは、あながち迷信ではありません。ネギに含まれる香り成分のパワーで血流がアップ。体の抵抗力が高まって風邪に効くと考えられるのです。ネギを首に巻くと風邪に効くメカニズムと、正しいネギの首巻きのやり方を紹介しましょう。



風邪に効くネギを首に巻く治療法


ネギの香りのパワーについてを調べた実験があります。ネギを刻んで香りを嗅いで、体温がどれくらい上がるのか調べるのです。すると、3分後には体の温度が1度以上アップしました。


ネギの香りが生まれるのは、切ったときに酵素の反応でアリシンというちょっと刺激のある香り成分が生まれるため。アリシンは空中に飛び出し、鼻に入ると血管が拡張して血流がアップ。体の抵抗力を高めると考えられています。


そんなネギはよく風邪を治す効果があるといわれます。刻んだネギを手ぬぐいなどに入れて首に巻くと、風邪に効くという治療法。このネギを首に巻く治療法は多くの人が迷信と思っているでしょう。


免疫力を高めることで風邪に効く


しかし、アリシンの香り成分を考えれば、あながち迷信ではなさそうです。ネギを首に巻くことによって、ネギの香りを吸い込むことで血流をアップ。免疫力を高めることで風邪に効くと考えられるのです。


そこで、ネギの首巻きのやり方を紹介しましょう。まず丸ごと1本のネギを用意したら、包丁で細かく切れ目を入れてください。細かく切れ目を入れるほど、香り成分のアリシンもたくさん発生。効果もグンとアップします。


ネギの汁で肌がかぶれないよう、手ぬぐいやタオルでしっかり包んだら完成。これを首に巻けばよいのです。もし香りが強すぎる場合は、表面を加熱すると香りをやわらげることが可能。とくにひきはじめの風邪に効くでしょう。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 ネギを首に巻くと風邪に効くのには理由があった