「筋トレの筋肉痛は筋肉が超回復する証拠」といって、ストレッチをせずに筋肉痛のままにしておく人も多いでしょう。しかし、それは明らかな間違いです。筋トレをより効果的にするためにはストレッチが欠かせません。筋トレ前にも後にもストレッチを行って、効果を最大化しましょう。



筋トレを効果的にするストレッチ


筋トレをより効果的にするのがストレッチ。硬い筋肉によって関節の動きが制限されていると、正しいフォームのトレーニングができないからです。これでは必要な箇所に刺激が入らないことになります。


また、筋トレによるケガの防止にもストレッチは効果的。ある動作を行うためには、おもに働く主動筋の動きに対して、拮抗筋が十分に伸びる必要があります。拮抗筋は文字どおり、主動筋と相反関係にある筋肉です。


主動筋が最大の力を発揮するのは、その筋肉が最大に収縮しているとき。このとき拮抗筋は、最大に伸展している必要があるのです。ストレッチで筋肉をよく伸ばしておけば、筋トレがより効果的になります。


筋トレ後のストレッチで超回復


さらに、ストレッチには筋トレで刺激した筋肉の回復を早める効果があります。これは疲労で硬くなった筋肉を伸ばして柔らかあくすることが、血液やリンパの流れをよくするためです。


硬くなった筋肉で圧迫されることで停滞していた血液やリンパがストレッチによって開放。疲労物質の除去や栄養分の補給が促されて超回復をスムーズにしてくれます。


筋トレ前のストレッチで関節の動きや拮抗筋をほぐして筋トレ効果を最大化。さらには、筋トレ後にもストレッチを行って超回復も最大化するのです。次のトレーニングに向けたコンディション作りも忘れてはいけません。


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 筋トレ前にも後にもストレッチを行うべき理由