starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

和製スティーヴィー・ワンダー木下航志 難病乗り越え2年ぶりのバンドライブ 


キーボードを弾きながら歌う木下航志

全盲のシンガー・ソングライター木下航志(35)が19日、東京・目黒BLUES ALLEY JAPANで、ニューアルバム「Alive and Well」発売記念ライブを行った。

“和製スティーヴィー・ワンダー”の異名を持つ木下は15日、10年ぶりとなる6枚目の同アルバムを発売。その背景には壮大な物語があった。23年に指定難病「副腎白質ジストロフィー」と診断され、唯一の治療法として骨髄移植手術を告げられた。診断のきっかけは、長女の新生児定期健診の際、同病の疑いを指摘された事による。幸い長女に異常はなかったが、遺伝性疾患のため両親も検査を受けた結果、父親である木下の遺伝子に異常が発覚したのだった。同アルバムは病気を知らせてくれた長女、献身的に支えてくれた妻にささげる作品でもある。

ライブは2部構成で開催され、1部は既存曲とスティヴィー・ワンダーメドレーを演奏。オープニング曲「通り雨」の演奏後「無事こうやってステージに立つことができてうれしく思っています。難病を乗り越えて、まだ今も治療中ですが、先生からライブやってもいいと許可もでましたので、2年ぶりにバンドで帰って来ました」と話すと会場から大きな拍手で応えた。

2部はニューアルバム収録曲全11曲中9曲で構成。ニューアルバムについて、「今までお世話になったミュージシャンたちが、木下航志を料理したらどうなるのかということで作りました」と説明した。また、アンコール前には、サプライズでバースデーケーキも用意された。

「去年の今ごろは不安でいっぱいでした。面会謝絶で連絡はメールと電話のみ。そんな中、ここいるミュージシャンやスタッフに助けられました」と感謝を述べ、「段取りを間違えたりで、いろんな意味でリハビリライブとなりましたが、ありがとうございました」と最後はファンにも感謝の言葉を贈った。

トータル約2時間半のライブでアンコールを含め全18曲を演奏。小柄ながらもパワフルかつクリアな歌声でファンを魅了した。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.