11月10日の『スッキリ』(日本テレビ系)では、TikTokで「いいね」を押すアルバイトが募集されているとしたうえで、SNSで「いいね」が多いインフルエンサーが重宝される仕組みを紹介。ハリセンボン・近藤春菜(37)は、このような状況は「世間も知っているはず」とし、自分自身の判断も重要になると苦言を呈した。
動画共有サービス・TikTokは、今月6日、SNS上で「TikTokのいいね・フォローを行うアルバイト」と記載した投稿、勧誘などが散見される」としたうえで、企業・代理店とは一切関係がないと注意喚起を行った。これに番組では、実際に「いいね」を押すバイトをしたという男性を取材。しかし、LINEでやり取りをする中で日本語がおかしかったり、口座番号を教える段階になって「詐欺」を疑い、やめたと語った。
以前から、一部のインフルエンサーやタレントの中には「フォロワー」や「いいね」を“買っている”との疑惑があったが、ITジャーナリストの三上洋によると、「タレント候補やインフルエンサー候補を出す芸能事務所だったり、広告代理店によって見せかけの(フォロワー数を)を多くするために、こういった売買が行われた事実がある」と、事務所や企業が依頼していることもあるという。
「こうした状況が横行する裏には、有名人がSNSで商品を紹介する“インフルエンサーマーケティング”が関係しているようです。企業がインフルエンサーに商品紹介を依頼する基準のひとつに『フォロワー数』や『いいねの数』があるため、個人や所属事務所がバイトなどを使って水増しをしているケースがあるといいます。
これに近藤は、『こういう風に広告のPRをするために、フォロワー数を増やすっていうのは世間の人も分かってるはず』とし、『だから本当にその方のSNSの中身を見て(信じるかどうかを)判断するしかないときにきちゃってる』とコメント。視聴者からも『いいねバイトって……。最近インスタもPRばっかりだもんなぁ。もうSNSも終わりかな。』『SNSのいいねバイトとかフォロワー買いとか前からあるよね。すごいフォロワー数なのにコメント無いとかよくある。あとプレゼント企画』『SNSのフォロワー数の水増し問題、ちょっと考えればわかることよ』と、水増しされたインフルエンサーにうんざりしている声があがっていました」(芸能ライター)
さらに、企業がタレントやインフルエンサーにお金を払って商品をPRしてもらうことについて、加藤は「やってる内容じゃなくて、いいねの数やフォロワーの数をみてPRをお願いしてるってことだよね」と苦言。「企業側もやっぱり数字だけで判断するって考えないといけないね」と言い、視聴者から「いいねもフォロワーも買っての嘘の反響なんて結局は意味ないよ」「いわゆるステマだよね。こっちだってバカじゃないし気づいてる」と賛同の声があがっていた。