インドへの経済的、社会的な支援を続けてきた日本
ウクライナ戦争や台湾を巡る緊張など、今年も世界情勢は厳しい中にあります。米中対立や日中関係など日本も多くの課題を抱えており、日本にとっても今日の世界情勢は決していい環境ではありません。
そのような中、日印関係の重要性が指摘され、両国の絆が深まっています。もともとインドは世界の中でも親日国家のひとつといえるでしょう。その背景には、日本が歴史的にインドの独立運動を支持していたことに加え、日本は長年インドに対して経済的、社会的な支援を続けてきたことがあります。また、日本とインドは直接戦争をしたこともなく、両国関係は長年良好といえるのです。
経済成長が期待できるインド
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そして今、その絆はさらに深まろうとしています。インドは人口で中国を抜き、世界1位になりました。今後は経済力で日本を抜いて世界3位になろうとしています。近年、インドに進出する日本企業の数は増加傾向にあり、今後も経済成長が期待できる経済フロンティアです。
日本にとって最大の貿易相手国は中国ですが、ゼロコロナや人件費高騰、そして地政学的リスクへの不安から、中国で活動する、進出する日本企業の動きは鈍化しており、一部の企業では中国から第3国へシフトする動きが拡大しつつあります（まだまだ少ないですが）。企業が見据える第3国のひとつがインドで、今後、経済面から日印の絆がいっそう深まることが考えられます。
ともに「クアッド（QUAD）」の構成国
また、政治面でも、日本とインドは米国、オーストラリアとともに形成する「クアッド（QUAD）」の構成国です。クアッドとはインド太平洋地域で自由貿易や市場経済、民主主義や人権といった普遍的な価値観を共有し、同地域の平和と繁栄を維持・発展させようと４カ国によって設立された政治的枠組みで、近年その役割は重要視されています。
日本も大国インドがクアッドで主要な役割を果たしてくれることを切に願っていて、これによっても日印の絆が深まっているのです。
まだコロナ禍にあり、日印の人の移動は制限されていますが、それが落ち着けば、政治と経済の両面から人の動きが活発化してくることでしょう。今まさに、日本にとって親日国インドが重要になってきています。
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大谷翔平・野球ニュース